江東区の未来の臨海部まちづくりを進めるための「江東区臨海部都市交通ビジョン」の骨子案が公表された。臨海部のアクセス性、回遊性向上に向けた都市交通の実現の取り組みの方向性を示す内容。江東区のＬＲＴ構想や東京ＢＲＴの路線拡張を含め、目新しい内容は盛り込まれていないようだ（2023/12/15）
江東区臨海部都市交通ビジョン骨子案
目標年次 ２０４０年代＝約２０年後（海の森については２０５０年代も示す）
対象範囲 南部地区西、南部地区東、湾岸地区
臨海部の都市交通の目指す姿と基本姿勢
交通の状況
公共交通ネットワーク
・東西方向の鉄道は整備されている
・南北方向の鉄道が少なく、路線バスが地域の重要な足になっている
・コミュニティサイクル、舟運が活用されている
駅勢圏とバス停圏
・南部地区西、南部地区東は駅勢圏（鉄道駅から半径８００ｍ圏）、バス停圏（バス停から半径３００ｍ圏）にある。
・湾岸地区は移動需要が少ないエリアに一部交通空白地域がある。
回遊の状況
関連事業・開発動向
（鉄道・地下鉄）
・地下鉄８号線延伸の開業目標 ２０３０年代半ば
・都心部・臨海地域地下鉄 ２０４０年までの実現を目指す
・羽田アクセス線臨海部ルート
（施設）
・海の森公園開園 ２０２４年度末
・若洲公園リニューアル ２０２７年度
スケジュール
２０２３年
１２月２１日 意見募集開始
２０２４年
１月１０日 意見募集終了
３月 都市交通ビジョンの策定
感想・まとめ
江東区臨海部の都市交通が目指す方向を示したもの。
輸送力確保、回遊の促進、利便性の高い交通体系、安全快適な交通環境の整備を目指すという内容。
江東区単独でやれることはほぼないので、策定した都市交通ビジョンを東京都や国にアピールして、どう実現を求めていくのかということになるのでしょう。骨子案をみても目新しいものがないので、すでに表に出ているものの早期実現が中心だろうか。
・・・
江東区のＬＲＴ構想については盛り込まれなかったね。最近は調べてないけど。
意見募集が行われるので、要望してみるのもいいかも。
※２０１４年５月のアーカイブより。
