東京都が2016年に公表した「東京都臨海部地域公共交通網形成計画」(旧計画)に代わる新計画案「東京都臨海部地域公共交通計画」(案)を公表した。154ページにわたる膨大なもで、重要と思われる点に絞って内容を5回に分けて確認しておく。
初回は交通の現状分析(2021/01/03)。
(東京都)
- 「交通計画」の目的と位置付け
- 計画区域
- 計画期間
- 交通の状況(公共交通網)
- シェアサイクルの状況(ポート配置、2020年10月現在)
- 舟運(2018年12月現在)
- 参考:旧計画について
- 感想・まとめ
- 参考
「交通計画」の目的と位置付け
・東京臨海部で都市開発による都市集積進む
・東京2020大会開催で都市作り進む。
→まちづくりと整合した公共交通網を構築するためのマスタープランとして策定
計画区域
・東京都臨海部における公共交通網の構築が目的。隣接する都心部、都心部を通過点として周辺に広がる広域公共交通との接続地点を含むエリア
(東京都)
計画期間
2016年度〜2025年度(10年間)
※事実上放棄された旧計画の計画期間を含むものとなっている。
交通の状況(公共交通網)
計画区域内のバス輸送力(2020年3月)
(東京都)
駅勢圏(2020年3月時点)
(東京都)
・都心部では500m程度で駅までアクセス可能な地域が多い
・臨海部では豊海地区、晴海5丁目で1000mを超える地域がある
・青海3丁目、有明3・4丁目も1000mを超える地域があるが、用途は工業用地・屋外利用地など
バス停圏域(2020年3月時点)
(東京都)
豊海地区はバス停まで500m以内になっている
道路の混雑状況
(東京都)=2019年の交通センサスで作成(環状2号暫定開通前か)
混雑時旅行速度 10キロ/時未満
・晴海通り(銀座駅周辺)
・中央通り・海岸通(汐留周辺)
15キロ/時未満
・月島/勝どき/晴海周辺
・豊洲〜東雲 15キロ/時未満
・豊洲市場周辺 15キロ/時未満
2010年と2015年の比較(混雑時旅行速度)
(東京都)
5キロ/時以上旅行速度が低下
シェアサイクルの状況(ポート配置、2020年10月現在)
(東京都)=東京自転車シェアリングポートマップから作成
舟運(2018年12月現在)
(東京都)
・5事業者が定期航路を運航
・運航頻度が高いのは浅草付近〜お台場海浜公園 約20往復/日
参考:旧計画について
東京都が2016年6月に発表した「旧計画」で東京BRTに関する項目はこちらにまとめている。
dorattara.blog.fc2.com・計画期間 2016年から2020年までの5年間。計画期間はほぼ終了している。
感想・まとめ
交通の現状分析。特に書くことはない。