2021年8月1日以降、「ビルトイン式電気食器洗い機」「浴室用電気乾燥機」が消費生活用製品安全法の「特定保守製品」から除外された。これにより、これらを所有する人に義務付けられていた「所有者登録の責務」「点検期間内に点検を実施する義務」が免除された。知らんかった(2022/08/21)。
長期使用製品安全点検制度について(日本電機工業会)
・電気製品は長期間の使用で部品の劣化や摩耗で火災やけがの原因になることがある。
・特に経年劣化による重大事故の発生の恐れが高く、消費者自身で保守が難しい製品(特的保守製品)は、消費者をサポートする必要があるとして、「長期使用製品安全点検制度」が2009年4月にスタート。
日本電機工業会の対象製品中
ビルトイン式電機食器洗機/浴室用電機乾燥機
が制度の対象となった。
→その後の技術基準強化など、一部の製品については事故率が指定当時から大きく低下。対象製品について2021年8月、指定から除外された。
ポイント
ビルトイン式電機食器洗機/浴室用電機乾燥機について
・特定保守製品に指定されていた時期(2009年4月〜2021年7月)に製造された製品も含め、長期使用製品安全点検制度の対象外になったので、義務的点検はなくなった。
・安全対策のために適切なタイミングでメーカー点検を受けることは推奨される
参考 メーカー点検サービスについて
メーカー別案内まとめ
参考 悪徳業者に注意
製品の点検実施は製品所有者の判断による。
メーカーから強要されることはない。
感想・まとめ
頭の片隅にあったことだけど、免除されたというのは気が付かなかった。義務的点検はなくなったといっても、使用する限りは10年めの点検なんかはやってもいいと思うなあ。