埼玉県越谷市で自動運転バスの運行実験が行われている。今回は自動運転を使った路面損傷状況のチェックと運行への反映という少し変わった内容。期間は2022年1月29日まで。新型コロナ感染拡大を受け、試乗は中止されている(2022/01/24)。
実証実験概要
自動運転車両「ナビやアルマ」に4Kカメラを搭載して道路を撮影、データをローカル5Gを使ってクラウドに送信。道路管理AIシステムが道路の損傷箇所を自動検出する。AIなどと自動運転を掛け合わせた道路管理業務の効率化を目指す。
・走行環境、通信環境など自動走行に必要な情報の調査
・走行経路の3D地図データ作成
・行政、警察からの助言などを反映した走行ルート設定、走行調整
・4Kカメラを搭載したナビヤアルマ(自動運転車両)の運行業務
実証実験期間
2022年1月24日、27日〜29日
※新型コロナ感染拡大のため、試乗は行われない
走行ルート
総延長 約2キロ
感想・まとめ
自動運転バスの運行は当面、大規模商業施設がらみになっていくのかもね。
こんなところにも新型コロナの影響。
参考:運賃脱却のビジネスモデル
これまでのビジネスモデルは運賃収入。地方の9割の路線バスは赤字。
「HiCITY」では持続可能な交通サービスを実現するために「運賃脱却のビジネスモデル」を推進。自動運転バスを無料・高頻度で循環させ、運行エリアの活性化を図ることによる波及効果(エリア内商業の活性化、地価維持等)を狙うもの。
運行コストは「HiCITY」に必要な施設運営コストと位置付けている。
#1092 HiCITYー羽田空港3T間の公道で自動運転バス運行 2021年12月11日〜30日 - どらったら!!
参考
総務省による「令和3年度課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」の埼玉県越谷市での自動運転バスの運行に関する業務を受託