東京2020大会期間を含む2022年度第二四半期について東京メトロの輸送人員と旅客運輸収入が公表された。四半期旅客輸送人員は4億5500万人、旅客運輸収入は586億8000万円で、新型コロナ流行前との比較では輸送人員、運輸収入ともが6割台前半に止まった。
鉄道運輸成績 2022年度3月期第二四半期
前年同期比では運輸人員 プラス4・1%、旅客運輸収入 プラス12・1%となっていて、最悪期は脱したかも。
四半期旅客運輸収入と輸送人員の推移
輸送人員は新型コロナ前の2/3
旅客運輸収入は新型コロナ前の2/3
参考:四半期報告書の記載変更について
※下線部分が追加された。明確に「事業化に向けて取り組む」と表記されている。
・東京8号線延伸と都心部〜品川地下鉄構想は十分な公的支援と確実な株式売却が行われることを前提に事業化に向けて取り組む
・関与の内容、輸送需要など事業環境の変化、公的支援の実施具合によっては業績に影響が出る可能性がある
感想・まとめ
東京メトロから事業化方針は示された。
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事業着手の3条件は①事業環境②公的支援の実施具合③株式売却の確実な実施だろうか。
最大のハードルは鉄道運輸成績がこの状態で事業化に踏み切れるのかどうかかも。鉄道需要の回復具合の見極めは必要かもしれない。
緊急事態宣言明けの期間が含まれる第三四半期の運輸成績、年明けの第四四半期の運輸成績が今後どこまで回復するかも今後を予想する一つの材料になるだろうね。