新型コロナウイルスの「ラムダ株」に関する査読前の論文(プレプリント)があった。2021年7月2日発表のもの。早く確定的なものが出てくるといいなあ(2021/08/17)。
プレプリント概要
・ラムダ変異体は南アメリカなどで蔓延している。感染力が強い。
・ラムダ株はワクチンによって誘発された抗体や回復期血清による中和に部分的な耐性を示したが、感染に対する防御の有意な喪失を引き起こす可能性はない
・治療用モノクローナル抗体によって十分に中和された。
→現在使われているワクチンが、ラムダ株に対する防御を維持しモノクローナル抗体両方が引き続き有効であることを示唆している