どらったら!!

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#958 有楽町ビルと新有楽町ビルが建て替えへ 2023年に閉館予定 丸の内NEXTステージ始動

築50年を超えた有楽町のオフィスビル2棟が建て替えられることになった。いずれも三菱地所所有。重みのある外観は好きだったが2023年に閉館するそうだ。これは三菱地所が10年単位で進めている大丸有地区で進める建替&ソフト更新計画「丸の内NEXTステージ」の一環(2021/08/17)。

「有楽町ビル」「新有楽町ビル」の建替着手告知

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位置図=三菱地所

建替理由;

 築55年程度経過

 テナントニーズ、社会的要請への対応、防災機能強化

 有楽町エリアの上位計画でさだめられているまちづくりに貢献する

有楽町ビル概要(築55年)=本エントリ時点

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有楽町ビル(1966年5月竣工)

ビル名 有楽町ビル

所在地 千代田区有楽町一丁目

構造規模 鉄骨鉄筋コンクリート

階数 地下5階、地上11階、塔屋2階

敷地面積 3551・46㎡

延床面積 42159・08㎡

竣工 1966年5月 

新有楽町ビル概要(築54年)=本エントリ時点

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新有楽町ビル(1967年1月竣工)

参考 三菱地所のすすめる大丸有まちづくり「丸の内NEXTステージ」

・2030年までに6000億円〜7000億円を投資。

・建て替え、リノベーションのほか、ソフト整備を強化する

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三菱地所の重点更新エリアと関連施設マップ

・再開発では総延床面積が110万〜130万㎡を予定
・有楽町〜銀座・日比谷/常盤橋〜日本橋八重洲/大手町〜神田のつながりがあるまちづくりを進める

参考:有楽町エリア=文化芸術・MICEを核とした「まちづくりのショーケース」

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再構築の重点エリアのイメージ・有楽町エリア=三菱地所

・文化芸術、MICEを核とした”まちづくりのショーケース”

・ソフトメインか(ハードの更新もあるけど)

・明記はされていないが、銀座・築地周辺地区みどりのプロムナード構想との連携は考えられているようだ。

参考:2021年3月期以降の更新計画

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更新計画=三菱地所

感想・まとめ

単独ではあんまり、コレっていう建て替え理由はない。

ビルの定期的な建て替えによって、まちの更新が行われるということだろう。

それが、三菱地所の場合、10年スパンで面的に行われるという話。

今後も更新は続くのだろう。

・・・

住宅では建て替えによる更新はほぼ不可能。

まちの機能更新には邪魔なので、超都心部への集合住宅建設にはあまり賛成できない。 

この考えは変わっていない。

参考

https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec210728_yurakuchobuilding.pdf

「丸の内ネクストステージ」始動