東京株式市場プライムへの上場を果たした2024年3月期第3四半期の東京メトロの輸送人員と旅客運輸収入について。引き続き回復傾向を維持。輸送人員は2020年第2四半期のピーク比87・4%、運賃収入はピーク比95・3%となっている。非鉄道事業の事業拡大に新たに設立した私募リートを活用するという(2025/02/12)。
鉄道運輸成績
2024年3月期第3四半期決算
売上高は3061億0600万円で前年同期比5・1%プラス
営業利益は777億0500万円で同20・2%プラス
経常利益は693億2000万円で同22・2%プラス
今後の重点戦略=第2四半期とほぼ同じ
変更点
1 2024年12月の旅客運賃収入はコロナ前の98・4%水準まで回復
2 有楽町線・南北線の延伸は、十分な公的資金を前提に建設を進める。長期的な収入増に貢献
東京メトロ 3 非鉄道事業でシボリートを活用して不動産を扱う事業モデルで事業拡大を図る。 2024年12月に東京メトロプライベートリート投資法人を設立し、年度内の運用開始を予定
東京メトロ
参考:第二四半期の「今後の重点戦略」(2024年11月)
参考:有利子負債残高
有利子負債残高=どらったら!作成
第3四半期
・長期債務残高は1兆1103億円(24年3月期末は1兆1189億円)
・新線建設推進長期借入金を除くと9117億円
感想・まとめ
メトロの回復基調は変わらなかった。
旅客運輸収入はコロナ前の95・3%まで回復。
私募リートの設立が新しいトピックかな。