東京8号線延伸部(豊洲〜住吉)の整備は東西線のピーク混雑率が200%近いことが最大の根拠となっていたが、2020年度はその混雑が解消してしまっていた。(2021/07/09)。
2019年と20年の平均混雑率・輸送力・輸送人員
東京圏31区間の平均混雑率は2019年の183%から2020年の107%に低下。事実上、ラッシュアワーは消滅した状態に。
東京圏 31区間
2019年 183%
2020年 107%
東京メトロはどうだったか
東京地下鉄 2020年度
東西線 木場〜門前仲町 123%(2019年度 199%)
参考:東京8号線の必要性
・東西線の混雑緩和
整備により混雑緩和に寄与すると期待
・臨海地域のさらなる発展
需要は回復したか
・東京圏では80%近いマイナスから最近は20%ちょっとのマイナスに盛り返してきている。
感想・まとめ
こんなレベルの利用が2〜3年続くと、東京8号線の整備根拠が揺らぐかも。「たった1時間の123%の混雑率を1500億費やして解消する必要ある?」って話になるかもしれない。
「臨海部の発展に寄与」だけなら、構想段階の臨海地下鉄新線だって寄与するしね。
まあ、そういうのとは別のフェーズに入ってる感じもするので、新線建設受け入れる場合に、メトロさんがどういう条件をつけてくるか、ちょっと楽しみ。