東京BRTが2021年3月1日から「晴海BRTターミナル→勝どきBRT」のルートを変更する。「プレ運行2次」のルートを通行する(晴海中央には停車しない)。
実は東京2020大会が開催されていれば、すでに走行していた可能性がある本来のルート。区間所要時間の短縮のほか、右左折が減ることで乗客にも優しいルート変更になる(2021/02/23)。
(東京BRT)
運行ルートの変更内容(東京BRT、2月22日発表)
変更日 2021年3月1日
※東京2020大会の交通規制期間は従来ルートで走行する
(東京都)
・晴海三丁目からみて右折1回/通過信号数 3(晴海三、新島橋除く)
参考:従来ルート(2月28日までと、東京2020大会に伴う交通規制期間中に使用)
(東京都)
・右折2回、左折1回/通過信号数 6(晴海三、新島橋除く)
参考:プレ運行2次のルート
(東京都)
距離(晴海3丁目〜勝どきBRT)
従来ルート 1154m
新ルート 1134m
(キョリ測)
※ルート長はほとんど変わらない
晴海三丁目の信号サイクル
(中の人作成)
信号サイクル
直進・左折方向 青45秒
その後右折可に。
※信号停止した場合に、信号周期のため前進可能になるまでの時間が従来より短縮される。新ルートで平均30秒程度短縮されるのではないかな?
感想・まとめ
新ルートで期待される効果としては
①区間所要時間の短縮(定時性向上)
ダイヤ変更はないので速達性は変わらない。ただ晴海〜勝どき間は「所要時間が1分〜1分半程度短縮される見込み」だそうだ。ダイヤ改正があれば反映されるだろう。
②右左折の減少による乗り心地の向上
乗務員が乗客に注意を呼びかけるシーンが減るのではないか。
連節バスの車体への負荷も減りそうな気がする。
・・・
晴海BRTターミナル→勝どきBRTの新ルートは、コロナ禍による東京大会延期がなければ、プレ運行2次として走行が可能になっていたかもしれないルート。コロナ禍前の従来計画で3月1日から走行可能な期間に入るということでルート変更が可能になったのではないかなあと想像している。
【#東京BRT】巷では「こんなのBRTじゃない」のようなコメントも散見されるが、一利用者からはどうでもいい話。
— どらったら! (@Chuoinfom) 2021年2月22日
・たまに勝どき→新橋4分を切る。平均6分弱で到達
・非常に良い接客
・正確な発車時間
・当然到着はダイヤより早着
・東京湾岸の基幹交通に位置付けられ先進技術展開が進む、等。
【#東京BRT】課題は恩恵を受けられるエリアがまだまだ狭いこと。拠点間交通としては機能していない。
— どらったら! (@Chuoinfom) 2021年2月22日
プレ運行2次に移行して新橋・虎ノ門に対する有明・東京テレポートが加わると拠点間交通として期待できるのではないかな。
本格運行の環境に近づいたということで、マイナス要素はないなあ。
どの程度の短縮があるか、観察したいと思う。