どらったら!!

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#753 EVバイクの電池シェア開始へ 都内4エリア、2021年4月以降

東京都が2021年度の事業として、EV(電動)バイクのバッテリーをバッテリーステーションに配置してシェアリングの効果を検証するそうだ。爆発的な利用の広がりのきっかけになるかどうか、というとまだ課題が多い気がする(2021/02/01)。

東京都の事業内容

電動バイクのバッテリーシェアリングの実証実験を実施する。

検証項目

・事業の運用方法

・バッテリーステーションの適正配置

・事業実施の阻害条件

実施規模

4エリア程度

バッテリーステーションは1エリアあたり5箇所程度

バッテリー数は1ステーションあたり10個程度

参考:京都府の事業概要

東京都の事業内容は詳細が明らかになっていないが、すでに京都市では事業者向けに段階的な電動バイクのバッテリーシェアリングが進められている。東京都も似たような内容と思われるので、ここでは京都府の事業と東京都の事業の概要について触れておく。

参加企業

岩谷産業(関電ガス保安業務)

日本マクドナルド(デリバリー)

読売新聞(新聞配送)

京都市(行政サービス)

スケジュール(京都市

2020年9月〜 各事業者のバイクの電動化を進める

・ガソリンバイク→電動バイクの切り替えを実施。経済性、環境性、利便性を評価する

2021年4月以降 異業種間でのバッテリーシェアリングを開始

各ユーザーが保有するバッテリーの数量を減らす効果や、バッテリー交換拠点が増えることによる業務効率の向上を狙う

将来 市民を含めた地域内バッテリーシェアリング

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京都市

電動バイクとバイクの配置場所

 京都市西部エリア 4箇所

 京都市北部エリア 2箇所

感想・まとめ

都内4箇所程度で実施なら、東京BRTの絡む中央区島部や江東区有明地区は有力候補だろう。

事業者間のバッテリー融通の範囲では駐車スペースの課題は生じなさそうだが、一般への拡大にはバッテリーステーションや駐車スペースの少なさが当面はネックになりそう。シェアサイクルのようにはいかないだろうね。

 

ただ、防災という視点で考えれば、こういう形での地域でのバッテリーシェアは一つの形としては有効かもしれない。

参考

京都市内での「EVバイクのバッテリーシェアリング」の取り組みについて(京都市)