自動運転関連企業のティアフォーが2025年に都内3か所、2027年に都内全域でロボットタクシー事業を推進すると告知している。ホンダが発表していたお台場エリアでのクルーズ・オリジンによる自動運転タクシー事業がすでに不可能となっていて、これに変わるものか(2024/10/26)。
ティアフォー、東京都内でロボットタクシーサービス開始を告知(2024年5月)
・従来のタクシー配車が困難な時間帯と経路を対象に、自動運転レベル4水準のロボットタクシーによる新たな移動サービスの提供を開始する
・東京都お台場の複数拠点間でサービス実証し、2024年11月から交通事業者と共同で事業化を目指す
・段階的に区画と拠点数を拡張し、2025年にはお台場を含む東京都内の3箇所、2027年には都内全域を対象に既存の交通事業と共存可能なロボットタクシー事業を推進する
※ティアフォーのロボタクシー使用車両はトヨタのJPNタクシー専用車両のようだが。ホンダじゃないんか。
参考 クルーズ・オリジンは開発中止されていた(2024年7月)
・米ゼネラルモーターズ(GM)が自動運転専用車「クルーズ・オリジン」の開発凍結を発表(2024年7月23日)。法規制への対応が困難と判断。
・GMとホンダは2026年からクルーズ・オリジンを使った自動運転タクシーサービスを国内で展開する予定だった
・ホンダは計画変更を含め、影響を精査中
・クルーズ・オリジンは自動運転レベル4相当の技術搭載。運転席がなく最大6人が乗車可能。2023年に人身事故を起こして運行を停止したなどの影響で事業計画の変更を迫られていた
GM、自動運転車を次世代のシボレー・ボルトEVに変更すると発表
Cruise チームは、次の自動運転車を Origin ではなく次世代の Chevrolet Bolt に重点を置くことで、規模拡大への道筋も簡素化する。これにより、Origin のユニークな設計により直面した規制上の不確実性に対処可能。さらに、ユニットあたりのコストが大幅に削減されるため、Cruise はリソースを最適化できる。
公表されていたお台場の自動運転タクシー計画
・2026年初頭からサービスを開始すると公表(2023年)
・数十台から開始し、将来的には500台規模での運用見込む
・サービスを手がける合弁会社を2024年6月までに設立予定だったが遅れている
感想・まとめ
下記は2023年11月のエントリ。
この段階ではクルーズ・オリジンは対象車両になっていたが、開発中止となった。
急遽導入されるのがティアフォーによるロボットタクシー事業か。
ロボタクシーはトヨタのJPNタクシーを使用するようなので、
ホンダの立ち位置がどうなるのか気になるところ。