2020年10月1日の東京BRTプレ運行開始に先立って、7月23日に横浜で営業運行を始めた国産初の連節バス、ベイサイドブルー(日野ブルーリボン・ハイブリッド連節バス)に乗車する機会があったのでメモしておく。東京BRTに使われる「いすゞエルガデュオ」の同型車になる。(2020/09/19)。
(中の人撮影)
ベイサイドブルー概要
ルートマップと路線図
(横浜市)
そのほか
運賃 1回乗車 大人220円 小児110円
乗降方法
乗車:前扉/降車:中扉・後扉
下り時刻表(横浜駅前→山下ふ頭) 所要時間34分
平日(1日15便)
1030始発、30分間隔で1700まで。最終1800
休日(1日18便)
1000始発
1020発から25分間隔で1200まで
1225発から30分間隔で1725まで。最終1825
(時刻表は2020年9月現在)
上り時刻表(山下ふ頭→横浜駅前) 所要時間37分
平日(1日16便)
1040始発、1140発から30分間隔で1810まで。最終1850
休日(1日18便)
1045始発、25分間隔で1135まで、以後、1205、1235。
1300から30分間隔で1800まで、最終前1840、最終1920
(時刻表は2020年9月現在)
で、乗ってみた。
①横浜駅停留所 東口バスターミナルのA−4番のりば固定。
②ベイサイドブルー車内
乗車したのは平日日中ということもあってか、わずか数名。
後ろ向きの座席が計6席あった。最後尾のすぐ前に4席と連結部付近に2席。
・一番後ろの座席から前方を見た。すぐ前に後ろ向きの4席
・連結部分(後ろ向きの座席から撮影)
・前車最後方から車両前方を見る
③停留施設上屋
停留施設上屋はなかなか立派。
路線バスのものとは明らかに違う。
ただ縁石は通常タイプで正着縁石は使われていない。
感想・まとめ
残念ながら、車内が広いただのバスだった。わかってはいたけど。
・・・
本エントリのアイキャッチに使った連節バスのイメージをみても分かる通り、停留施設への停車に関して正着制御はなく、バス側のステップと縁石の間に20センチ程度の隙間があった。これでは車椅子の乗車はかなり困難だろう。
また、走行ルートは曲がりくねっていてスピードもあまり出せないので、速達性にも劣る。
路線長と所要時間から算出したおおまかな平均速度は概ね10キロ/時。
上り 路線長約6キロを35分程度(時速10キロ台)
下り 路線長約6・5キロを40分程度(時速9キロ台後半)
都営バスが時速11キロ程度と聞くので、ほぼ変わらない感じか。
・・・
乗り心地も、加速や静かさに特筆すべきものはなかったと思う。中身はただのハイブリッドバスだし。FCバス「SORA」が上回るかな。
今回の乗車は「プレ運行期間の東京BRTはおそらくこんな状態になる」のではないかな、と想像されるような経験だった。
・・・
ただ、全ての扉での乗降など車両側の機能だけでなく、信号制御などインフラを含めて特徴を出すのが東京BRT。
東京BRT本格運行までは
— どらったら! (@Chuoinfom) 2020年9月18日
・単車バスと連節バスが使われる
・単車バスの一部が燃料電池バス
と明記されている(図)。
→3種類のバス
・エルガデュオ(連節バス)
・SORA(単車型FCバス)
・単車バス
で運行される。
システムを含めて特徴を出すのが本格運行で、それがないのがプレ運行。 pic.twitter.com/wrpFPsotJN
そこに期待したい。