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東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

2020/04/22のメモ 新型コロナ専門家会議の最新の提言をみる

新型コロナウイする感染症対策専門家会議が2020年4月22日、現状分析と提言を発表した。内容を確認しておく。

 国内の状況

・1日の新規感染者数 455人

・累積感染者数 10200人超(4月20日)

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(専門家会議提言)

・特定警戒都道府県が全体の7割強、感染源がわからない患者数は8割

・それ以外の34県で感染者数増加の地域あり。集団発生のきっかけは東京都を含む都市圏への移動に伴うものが多い

・海外からの感染に起因したと考えられる国内発生例:

 3月23日に4割近く→4月1日〜20日では0・65%程度に低下

行動変容の状況

何のための接触8割削減か

①二次感染を減少させるために必要

②短期間で感染者数が十分な程度減少させるために必要

→8割削減の場合、1ヶ月で確定患者データが十分減少(赤線)

→65%削減の場合、減少させられたとしても時間を要する(黄線)

 

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(専門家会議)

参考:人との接触を8割減らす10のポイント(専門家会議)

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(専門家会議)

医療をめぐる現状と課題

医療提供体制

・医療現場の逼迫が深刻になりつつある地域が拡大。

・東京、大阪は症状別の病床の役割分担(軽症、無症状はホテルなど)を進めているが、感染者数の増加に追いついていない。

・重症患者は長期管理が必要。医師、看護師、臨床工学技士など多数の動員が必要だが、対応にあたる専門人材の確保がおいつかない状況。個人防護具の不足施設がある。

・大規模院内感染が続発。報道で施設批判の風潮、迅速な報告の妨げに。早期対応につながらない状況に。早期に院内感染、施設ない感染を報告、感染が拡大しないようにすることを推奨する空気を社会全体で醸成することが求められる。

PCR検査

・検査ニーズの高まりに対し、帰国者.接触者相談センターの人手が絶対的に不足。検体採取人員、PCR実施人員が不足。

・検体採取時の個人防護具などの資材不足、試薬類の不足、逼迫

・検体輸送に関しては、民間輸送業者による受託開始。今後は、検体採取からPCR検査の迅速な実施が期待される。

治療薬の開発

・現時点で存在しない。

提言

これまで、社会・経済機能への影響を最小限、感染拡大防止効果は最大限にするためは3本柱の基本戦略に取り組んできた。

クラスターの早期発見・早期対応

②患者の早期診断・重症者への集中治療の充実と医療提供体制確保

 医療機関の役割分担促進、検査の実施体制強化、保健所の体制強化と業務の効率化で知事のリーダーシップ必要。

③市民の行動変容

 緊急事態宣言下、都市部を中心に市中感染のリスク拡大。「3密」の徹底回避と接触の8割削減を徹底することで、蔓延区域の拡大収束に向かわせることが求められる。

提言内容(一部)

市民が心がけるべきこと

①手洗い・咳エチケット等の感染防止対策の徹底

②3密の徹底的な回避

③ソーシャルディスタンスの確保

④不要不急の外出自粛

それぞれの職場

①原則としてテレワーク

②例外的出勤職場ではローテなどで出勤者7割減

③出勤者は時差出勤。社内では人との距離を十分に取る

などに加え

・換気の徹底

接触感染防止(電話、パソコン等の共有をできる限り回避、こまめな消毒)

飛沫感染防止(オンライン会議、咳エチケット徹底、対人距離確保(2m以上))

・風邪症状の人の出勤免除、休暇取得体制整備

ゴールデンウィーク中の対応

3月の3連休で感染拡大と考えられることを踏まえ

・人混みに出かけて自らを接触のリスクに晒すことは厳に慎む

・自宅で過ごし、食料品のみの買い物のみをすいている時間に必要最小限の家族だけで出かける

その他

・偏見と差別の解消など

 

参考

状況分析・提言(専門家会議)