東京都が築地市場跡地再開発の素案を公表した。その概要についてまずは報道をもとに纏めておく(2019/1/23)。公表資料で更新予定。
素案概要
素案の イメージ
(中の人作成)
A 展示機能を備えた国際会議場やホテル
B 船着き場や広場・緑地、レストラン
C 大規模集客・交流施設や研究開発施設
D 交通ターミナル機能や防災機能、ホテル
・東京2020大会で車両基地として利用
・全体の完成時期は2040年代を想定
・23ヘクタールのエリアを4つに分ける
(以上、東京新聞)
・民間と50年以上の定期借地契約
(以上、日経新聞)
核となる施設:会議場、展示場
その他:
船着き場
ホテル・レストラン誘致
地下鉄など交通インフラの整備
会計
現在:中央卸売市場会計
今後:一般会計から5400億円を支出して買い取る
※2017年の試算では4600億だったが、地価の高騰で税金の投入が増加
→築地跡地の市場整備は不可能になるが、市場会計は今後50年は事業継続可能に。
→民間への長期貸し付けでどれだけ収入が増やせるかが課題に
(以上、東京新聞)
一般会計による買取は5623億円
(以上、日経新聞)
そのほか
再開発素案に具体策は盛り込まれていない
集客施設は「カジノを含むIR」に含みのこすとも読める(現在「是非を含め検討中」)
小池知事の「食のテーマパーク」は素案で触れず。過去との認識の差を議会で追及される可能性
(以上、日経新聞)
感想・まとめ
赤字は2年スケジュールを遅らせた小池効果で税金投入は800億も増えたのか?。
2040年代完成は想定通り。
どんなプランになるにしても、東京広域への貢献が基本で、一部は地域住民も利益を享受できる、そんな位置づけになるだろう。