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東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#1446 上野動物園モノレール整備の基本方針発表 小型モノレール、現存ルート活用 2026年度供用開始

上野動物園で2019年11月に休止したモノレール整備に関する東京都の基本方針が発表された。現存するルートの活用や現西園駅の不忍池方向への移動、小型モノレールを想定、2026年度に供用開始のスケジュールを示している(2022/11/08)

上野動物園のモノレールのルート(休止中)

基本方針について

東京都

・コンパクトな乗り物(小型モノレール等)とすることを想定

・東園と西園を結ぶ移動手段。バリアフリーに配慮。

・既存(後述)のモノレールと同等以上の輸送力

・施設維持管理、将来コストの負担に配慮する

ルートについて

・現存のルートを最大限活用

・新たな東園駅舎は現存の東園駅舎の位置

・新たな西園駅舎は現存の西園駅舎より不忍池側荷移動した位置に設置

・現存のモノレール施設は東京都が撤去する

スケジュールについて

2023年度 整備事業者決定

2024~26年度 設計・工事

2026年度中 供用開始

参考 旧上野動物園モノレール概要

上野懸垂線=ウィキペディア

正式名称 上野懸垂線(開業 1957年=日本最初に開業したモノレール)

営業区間 0・3キロ(東園駅〜西園駅)=日本最短路線(ウィキ)

運行時間 0940ー1630

運賃 大人(中学生以上) 150円/小児 80円(2歳以上)

参考 最近の流れ

朝日新聞 2022年4月5日

上野動物園のモノレール、現在はぶらさがる懸垂式。新たなモノレールでは跨座(こざ)式を想定

・新たなデザインと一定の輸送力を兼ね備えた計画を民間から募る

参考:跨座式のモノレール=東京モノレール

東京モノレール

東京都建設局 2022年2月24日

・老朽化により2019年に運行休止

・モノレールの代わりの乗り物は小型モノレールを軸に検討

・楽しさと採算性の両立が求められる

東京新聞 2022年2月24日

・新たなルートはジャイアントパンダの飼育環境に配慮してルートを選定する

・建設から運営まで公費で賄うのは困難。民間事業者を募り、共同で事業を進める。

2023年度に事業者公募、開業準備を本格化させる

日経新聞 2022年2月24日

・採算性確保のため飲食店など収益施設との一体運営も検討

休止理由(2019年1月23日発表)

・2001年の運航開始から17年が経過。経年劣化が顕著。

・車両更新は国内唯一の特殊車両で、製造に3年程度を要すること、電気設備等に大規模更新が必要になることなど課題があり、2019年11月をもって運行休止とする

感想・まとめ

基本的に大きくは変わらないようだ。

参考

www.metro.tokyo.lg.jp