どらったら!!

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#1835 上野動物園の新たな乗り物、公募開始 基本条件の公表も 2023年11月24日〜

上野動物園で2019年11月に休止されたモノレール(上野懸垂線)の廃止に伴い、「新しい乗り物」の公募が2023年11月24日にスタートした。2028年度末ごろに供用開始予定(2023/11/24)。

上野動物園のモノレールのルート(休止中)

新たな乗り物に関する基本条件

整備可能エリア図=東京都

・コンパクトな乗り物(小型モノレール等)

・東園と西園を結ぶ移動手段

バリアフリーに配慮。ベビーカーや車椅子の利用など誰もが安全快適に利用可能

・乗り物としての楽しさを備える等、動物園の魅力を高め、来園者に親しまれる乗り物

輸送力

・現存の上野動物園モノレールと同等以上の輸送量

輸送能力 500人/時間以上

輸送時間 1分30秒以上(最大5分程度まで)

稼働日数と稼働時間 約320日/年、7時間/日以上

・非化石エネルギー活用や省エネ性能の確保等、環境負荷低減に優れた乗り物

・施設の維持管理、将来コスト負担に配慮

・敷設ルートは現存の上野動物園モノレールのルート周辺を活用することが基本

・付帯施設・設備、乗り物保守スペース等も含め整備可能エリアの範囲内

・敷設延長は350m程度

乗り場の位置

・新たな東園の乗り場は概ね現存する上野動物園モノレール東園駅舎の位置

・新たな西園の乗り場は現存する上野動物園モノレール西園より南側の不忍池付近

・西園駅舎下層階は収益施設等の利用を想定。乗り場は2階以上とすること

評価項目 130点満点

評価点の合計が最も高いものを選定。

輸送能力 5点

ユニバーサルデザインバリアフリーへの配慮 15点

乗り物の安全性 30点

環境配慮 25点

運営・維持管理 15点

経済性 10点

デザイン性 10点

導入実績 10点

その他 10点

※条件クリアで点数付与という形式なので、輸送力などでは差が出なさそう。運営、維持管理や経済性、デザイン性ぐらいしか差がつかないのではないかな。

スケジュール

2024年1月〜2月 企画提案書受付

2024年3月下旬 乗り物選定、結果公表

2024〜26年度 乗り物、駅舎設計/整備工事

2026年度末ごろ 供用開始

その他条件

既存モノレールの維持管理費と電気代(5カ年平均、税抜き)

 営業費用 9614・1万円

 電気動力費  40・8万円

・動物園内建屋と一体化した駅舎は可能

・既存動物施設の上空通過も可能

・新たな乗り物の運営は民間を想定。東京都交通局は関係しない

・将来的に上野公園等の東京都所有の周辺エリアへの延伸は可能

・開園時間の運行を想定しているが夜間運行の提案は可能

・事業期間は20〜30年を想定

・収益施設は園内、園外の双方から利用可能にすることは可能

不忍池水域への構造物設置の提案は可能

感想・まとめ

提案としては、ある程度ぶっ飛んだものもできそう。

将来の延伸に含みを残したプランが出てくると面白いと思うがどうかな。

参考リンクほか

www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp