2022年12月18日に交通開放された環状2号線の本線トンネルの開通効果を東京都が発表した。開通前と開通後約6ヶ月後を比較したもので、豊洲〜溜池間の所要時間短縮と晴海通りの交通量減少が効果として挙げられていた(2023/09/15)。
- 利用状況 1日25000台の車が通行
- 効果1️⃣ 溜池交差点〜豊洲市場前交差点の所要時間短縮
- 効果2️⃣ 並行する晴海通りの交通量が減少
- 参考 環2本線トンネル、計画交通量の64%の利用にとどまる
- 参考 交通開放は2022年12月18日
- 感想・まとめ
- 参考リンク等
利用状況 1日25000台の車が通行
・本線トンネルは1日25000台の車が通行
効果1️⃣ 溜池交差点〜豊洲市場前交差点の所要時間短縮
溜池交差点→豊洲市場前交差点(12時台)
開通前 31分→開通後 11分
豊洲市場交差点→溜池交差点(8時台)
開通前 29分→開通後 12分
効果2️⃣ 並行する晴海通りの交通量が減少
・交通量は約2割減少し、渋滞が緩和された
※以前の資料と計測地点が異なるため、単純な比較はしにくい。
参考 環2本線トンネル、計画交通量の64%の利用にとどまる
1️⃣利用状況 25000台/日の車両が通行
※計画交通量 39000台/日(計画交通量比64・1%の利用状況)
参考 交通開放は2022年12月18日
感想・まとめ
2016年9月のエントリを見ると、環状2号線の計画交通量は当初60000台だった。
晴海通りの渋滞が解消したというのは事実だろうが、25000台の利用というのは、結局、想定と比較してあまり使われていないということにはならないのだろうか。
「東京BRTの専用レーンはますます不要」ということになる。
バスや東京BRTといった公共交通機関利用者から見れば、空いているのはありがたい。
・・・
開通効果は普通、交通開放から1カ月後、3カ月後ぐらいに発表されることが多い。
半年後となったのは、思ったような利用状況になっていないからではないだろうか。
費用便益比(B/C)にも悪い影響が出そうな気がするし。
どうだろうね。
ここは、築地市場跡地再開発に期待するか。