品川区のコミュニティバス計画で3つのルート案のうち、導入効果が高いことが見込まれる「大井ルート」について試行運行を選考実施する方向となっている(2021/10/12)
試行運行は大井ルートで実施
高い導入効果が見込まれる「大井ルート」で試行し、「大崎ルート」「荏原ルート」は「大井ルート」の試行状況を踏まえ判断
運行日 毎日(休日、祭日含む)
運行時間帯 07-21
運行間隔 20分
バス停間隔 300m
運賃 220円(基本)
運行収支の試算
年間運賃収入 52190千円/年間運行経費 87600千円
年間運行収支 35410千円
試行運転期間 4年間(2022年3月〜2025年7月を想定)
本格導入判断基準 収支率50%以上(年間の運行経費に対する収入の割合)
大井ルート=路線延長 約8・1キロ
スケジュール(現在、ステップ3か)
このあと、運行事業者からの提案募集実施(ステップ4)、試行運行路線決定(ステップ5)を経て試行運行開始となる。
2022年3月末 開始
2022年度(1年目)
2024年度(3年目)
2025年度(4年目) 本格導入か見直し(廃止含む)を判断
2026年度(5年目)以降 3年連続で判断基準を下回った場合見直し(廃止含む)
感想・まとめ
導入効果が最も高い大井ルートで年間3500万円余りの赤字(運賃220円)。
コミュニティバス事業は、基本的に持ち出しになる。加えて、新型コロナによる需要の冷え込みの影響がある。4年目に運行継続(収支率50%)に持ち込めるかどうか。
まずはそこが勝負だろう。