小池知事のことで懲りてる(ブログが汚れた)ので、政治絡みの話題はなるべく書かないのだけど、今回は例外。
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中央区の附属機関「民生委員推薦会」の議員枠二人の取り扱いで揉めている。事前の合意なく、行政の附属機関の委員に特定会派の議員しかなれないという運用に変更されたということらしい。
詳しくはこちら。
自治体の附属機関は地方公務員法や条例を設置根拠としていて、委員は報酬が支払われる非常勤特別地方公務員になる。
特定会派の議員限定ってありえないでしょ。
これ、総務省マターになるんちゃうの?
民生委員推薦会の議員枠で突然のルール変更
青木議員の「月島日記」によると、
これまで区議会「第一会派、第二会派」から各一人を選ぶことになっていたようなのだが、予告なく「自民、公明」と突然変更されたそうだ。
退任を求められた議員が所属する区議会第二会派の「かがやき中央」が書面で区議会議長に文書で回答を求め、区議会議長は受け取りを拒否しているそうだ(2021/06/06)。
民生委員推薦会ってなに?
中央区の附属機関。民生委員の候補者を選んで都知事に推薦する会ということらしい。
参考 中央区民生委員推薦会規則
例規集を確認してみたら、推薦会委員は14人以内(7つのカテゴリから各2人以内)で、中央区長が委嘱することになっている。
推薦会委員14人についてではなく、区議枠二人の選び方についてが焦点になっている。
感想・まとめ
自治体の附属機関の設置理由を「行政の民主化の観点から地方自治に住民の意思を十分に反映させる」 点にあるとする資料は多い。住民の意思反映が重要なポイントになる。
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今回の件、詳しい内容は青木議員の「月島日記」に掲載されているが、第二会派「かがやき中央」の現委員が退任を求められ、これについて説明を求める質問状の受け取りを区議会議長は拒否しているという内容。どうやら議論を経たルール変更ではないらしい。
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議員が委員になるというのは民意の反映という点からある程度理解できるし、 従来の「第一会派、第二会派」からの選出は民意の反映といえるけど、特定会派の議員しか委員になれないようなルール変更は説明がつかないと思う。
自民と公明しかなれないルールだとかがやき中央が「第一会派」になっても委員になれないことになる(民意が反映されない)。
追記:解任の理由=若すぎるから
推薦会現委員の高橋区議によると、解任理由は「若すぎるから」だったらしい。
自公限定とまったく関係ない。民意の反映はどうするの。
#中央区 #民生委員 推薦会の委員 #中央区議会議員 から2名選出の根拠が #自民党 #公明党 会派であることと特定されました。これまでの委員(私)は「年齢的に若過ぎる」と理由を伝えられ、任期途中で解任が告げられました。民生委員法等に沿ったあり方なのか。疑問が残ります。#高橋まきこ #中央区議会
— 高橋まきこ 東京都中央区議会議員 (@makikotchuo) 2021年6月6日
今後の展開に注目したい。