臨海地域地下鉄構想(臨海地下鉄新線)の実現の鍵を握る「つくばエクスプレス」の中期経営計画が公表された。新型コロナの影響で乗車人員が激減し、輸送人員の一定の減少が定着すると見込む非常に厳しい内容で、基本方針に「持続的事業運営」というショッキングな言葉も見られた(2021/06/04)。
基本方針 「持続的な事業運営のため経営基盤強化を図る」
・新型コロナウイルス感染拡大により事業構造に構造変化が生じ、大変厳しい状況
・安全輸送のため保守、投資は手を緩めず実施する
・持続的な事業運営のため経営基盤強化を図る
輸送人員は19年度比84〜94%(23年度)を予測
・TX(つくばエクスプレス)沿線人口は増加が見込まれるが、ポストコロナ社会で働きかた、生活スタイルの変化により、輸送人員の一定の減少が定着する。
・2023年度の1日平均乗車人員は33〜30万人の見込み(19年度比84〜94%)
経営指標=20年度は赤字。23年度に黒字回復見込む
そのほか
目立った項目としては
8両編成化事業の推進
ぐらいか。
感想・まとめ
当面は体力の回復に注力せざるを得ないようだ。
ポストコロナの状況次第だとは思うが、TXとの一体整備しか道がない臨海地下鉄新線の実現はかなり遠のいたと思う。