どらったら!!

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#1613 「その他政党」が5割増した分、与党会派が退潮 中央区議会議員選挙2023

中央区選挙管理委員会のホームページに掲載されている選挙結果を踏まえて2023年中央区議会議員選挙の結果を振り返る。簡単にまとめると自民・公明の与党会派が減らした得票や議席が「その他政党」に移動したということになるだろうか。無所属では強力な現職4人が安定した強さを見せ、勢力の変化はなかった(2023/04/24)。

※「その他政党」は自民、公明、共産以外の政党

2023年4月 中央区議会議員選挙 定数30、立候補者41

投票率が前回より2ポイントほど低く、一般に組織政党が有利とされる環境下で実施された今回の選挙はやや意外な結果となった。

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有効投票 56038・998 当選者の最低得票数 1001

自由民主党 当選11 落選1 得票17530 現職11

公明党    当選3 落選0 得票 4537 現職3

日本維新の会 当選2 落選0 得票 4671 現職1 新人1

日本共産党  当選2 落選0 得票 3432 現職2

立憲民主党  当選2 落選0 得票 2881 現職1 新人1

都民ファース 当選1 落選1 得票 2154 新人1

あたらしい党 当選1 落選0 得票 1699 現職1

国民民主党  当選1 落選0 得票 1417 現職1

れいわ新選組 当選1 落選0 得票 1001 新人1

参政党    当選1 落選0 得票 1137 新人1

NHK党   当選0 落選1 得票  553  

無所属    当選5 落選8 得票15024 現職4 新人1

分析① 党派別の得票割合

党派別得票割合の推移=どらったら!

与党会派の得票率は10%減少、その他政党は10%以上増加

自民、公明の与党会派は前回49・4%の得票を39・3%まで減らした。

共産は前回7・5%から6・1%と微減。退潮傾向を反転させるには至っていない。

無所属は強力な現職4人の得票もあって3割弱を維持。

今回特徴的だったのはその他の政党。前回16・3%から今回27%まで増え、主に自民の減少分がその他政党に移った形となっている。対策が必要ではないかな。

分析② 党派別の当選者数

党派別獲得議席数=どらったら!

自公で3議席マイナス、その他政党は5割増の3議席プラス

※10%は3議席となる。

自民・公明の与党会派は自民が2議席、公明が1議席減の3議席マイナス。

その他政党は前回6議席から9議席と1・5倍になっている。

無所属は5議席で変わらず。強力な現職4人の力が大きい。

感想・まとめ

30番目の最後の議席をめぐる争いはれいわ新撰組の候補が勝利したが、40票の間に4人がひしめき合う大接戦だった。

今回の選挙結果を分析してみると、日本維新の会を含むその他政党の伸長が大きな特徴だった。中でも、全国的に勢力を拡大している維新の候補がトップ当選したことは注目に値する。その分を与党会派の自公が減らした形。

この変化を大きいと見るか、小さいとみるか。

無所属新人が2011年以来の当選を果たしたことも注目トピック。

ただ、今回も無所属新人の当選へのハードルは高かった。

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次回2027年選挙では人口変動も選挙結果に影響を与える可能性がある。

この辺りも注目しておきたい。

dorattara.hatenablog.com

参考リンク

www.city.chuo.lg.jp