政府地震本部が2021年3月に公表した豊洲駅を含む豊洲四丁目の地震ハザードカルテを確認する。揺れやすさは全国の上位4%、今後30年以内に震度6弱に見舞われる確率72%。近隣の中央区島部(月島地区)、江東区東雲、有明地区も似たり寄ったり。大きな差はない(2021/03/27)。
※参考として地震ハザードカルテへのアクセス方法も紹介した。
総合評価(江東区豊洲四丁目付近)
(地震本部)
震度5弱以上となる確率
E=26%以上
震度6弱以上となる確率
E=26%以上
再現期間1000年の震度
※再現期間1000年相当=30年で3%に相当
再現期間1万年の震度
Vs=2700m/s上面深さ
D=2000m以3000m未満
※地震基盤相当の硬い岩盤の深さを表す
Vs=1100m/s上面深さ
D=1000m以2000m未満
※揺れの増幅によく影響する堆積層の深さを表す
地盤増幅率 D=1.8以上2・3未満
※表層地盤における揺れの増幅率
表層地盤
(地震本部)
・揺れやすさは全国の上位4%
(参考)表層地盤の揺れやすさ
・佃二丁目 全国上位5%
・月島一丁目 上位7%
・勝どき一丁目 上位8%
・勝どき五丁目 上位8%
・豊海町 上位8%
・晴海一丁目 上位7%
・晴海二丁目 上位7%
・豊洲四丁目 上位4%
・豊洲五丁目 上位3%
・東雲一丁目 上位2%
・有明一丁目 上位6%
深部地盤
(地震本部)
30年/50年地震ハザード
(地震本部)
・30年以内に震度5弱は100%、5強は99%、6弱は72%
長期間平均ハザード
(地震本部)
参考:地震ハザードカルテへのアクセス方法
①上記リンクにアクセスすると下のような画面が表示される
(防災科研)
②地図を拡大して任意のポイントをクリック
左側に「地点情報ー確率的地震動予測地図」の囲みが現れるので、囲み内右上の「カルテ」(赤矢印)をクリックする
(防災科研)
③そのポイントの地震ハザードカルテが表示される
(防災科研)
※右上のPDFを保存することも可能
感想・まとめ
250mメッシュで地震ハザードカルテが作成されているのに驚いた。
中央区島部と江東区の臨海部の揺れやすさを見ると、どのエリアも全国上位1割の中に入っていて大した差はない。
30年以内に震度5強まではほぼ100%、6弱は50%〜70%
となっている。やはり備えは必要だなあという印象。
・・・
具体的にどう「立て篭もる」か、考えてみようと思う。