JR東日本が通勤定期所持者に対するさまざまなサービスを試験的にスタートする。開始は2021年6月の予定。詳しい内容は明らかになっておらず、今のところ骨格だけが明らかになっている(2021/03/03)。
通勤定期券所持者へのトライアルサービス概要
(JR東日本)
開始予定 2021年6月
対象 通勤定期券を持っている人
サービス内容 サブスクリプションサービス/割引サービス
・コーヒー/駅そば
・シェアオフィス
全てのステーションブース (おそらくサブスクリプションサービス)
参考:将来の対象サービスの拡大
(JR東日本)
将来的には、次のようなサービス展開が想定されているように見える。
(割引サービス?)
・ホテル/指定席等/フィットネスクラブ/コインロッカー/レンタカー・レンタサイクル/スーパー?
参考:Beyond Station構想
グループの経営ビジョンに基づく構想。
駅について「交通拠点」という役割を超えてヒト・モノ・コトがつながる「暮らしのプラットフォーム」に転換する、というもの。
通勤定期所持者へのトライアルサービスはその一環。
感想・まとめ
これは、通勤定期利用客の囲い込みといえるだろう。
JR東日本は新型コロナで減った利用者が、将来的にコロナ前の85%までしか戻らないという見通しを示している。鉄道利用人口が減っていく中ではBeyond Station構想のような考え方は、遅かれ早かれ必要になる必須の変革といえそう。
新型コロナで大ダメージを受けているとはいえ、JR東日本の底力、大きな期待を持って見守りたい。