JR東日本が2020年1月から21年9月までの山手線全駅で、スイカによる改札出場者をカウントしたところ、コロナ前の5割減〜3割減という状況が続いていた(2021/11/04)。
概要
基準は2020年1月20日(コロナ流行前)。
2021年1月と7月の比較が中心
性別、年代別の状況(山手線全駅)
・男女とも30代、40代が通勤を最も控えている状況
・若年層よりシニア層の減少率は比較的少ない
・2020年1月を100として、2021年1月→7月の回復度合い
男性5〜10ポイント、女性40代以外は10ポイント以上回復
朝通勤時間帯の利用者数(山手線主要駅)
山手線の主要駅通勤者数について、2020年1月、2021年1月と7月の利用状況を比較した(7−10時の改札出場)
・品川駅の減少率が最大で5割超
・オフィス駅では減少率が高く、商業駅では減少率が低い傾向
※オフィス駅は東京、品川、新橋/商業駅は新宿、池袋、上野、東京、渋谷
・2021年7月はやや回復
ピーク時とオフピーク時の比較(山手線主要駅)
・朝のピーク時間帯はオフピーク時間帯より減少率が大きい、ピーク時間帯のシフトが見られる
感想・まとめ
コロナ流行が一段落して、どこまで回復するのかというのは大きいインパクトを持つ。
今のところ、コロナ前の6割のあたりに収斂しつつあるように見える。中長期的に鉄道事業者が鉄道の比重を減らすシフトが加速することは避けられないと思う。