新しいマンション構法の採用で楽しませてくれる三井住友建設。このほど、自由な建物形状を実現するマンション構法「SuKKiT AmeVa」(スキット アミーバ)を、実際の物件に初めて採用したケースが紹介された。販売価格1・3億円〜7億円の高級物件(2020/03/21)。
(物件公式サイト)=野村不動産
「スキット・アミーバ」採用物件概要
(物件公式サイト)=野村不動産
所在地 東京都渋谷区猿楽町
敷地面積 約2518㎡
延床面積 約11098㎡
階数 地上12階 地下1階
総戸数 75戸
販売戸数 40戸
販売価格 12600万円〜69000万円
竣工時期 2021年2月下旬
※「フロント」と「テラス」の2棟構成の物件のうち、採用物件は「フロント」の方。自由な形状をしていることがよくわかる。
「スキット・アミーバ」特徴
三井住友建設のマンション構法「スキット」は耐震構造のマンションに採用される。その中の「スキット・アミーバ」は変形の狭小な土地に向く。
・耐震壁を配置し、構造要素を集中させた建物中央部(コア部)と、建物外周部のフレームで構成。自由な建物形状と柱・梁のない住空間を実現。
・フレキシブルな外周フレームにより、敷地の形態制限に合わせた建物形状にすることで、建物のボリュームを最大化することが可能
・住戸を横断する梁を必要としないので、複雑な住戸形状でも天井に梁型のないすっきりした居住空間を形成可能。
(三井住友建設)
参考:従来の構法のイメージ
(三井住友建設)
・30m四方、高さ15階程度までのハイグレードマンションに適する
・階高3115ミリに対し、サッシ高2200ミリ、居室天井高2500ミリがサンプルとして示されていた。
(三井住友建設)
感想・まとめ
今回は、マンション新構法が実際のハイグレード物件で採用された、という話。こういう話はとても面白い。
三井住友建設の新構法はいろいろでているけど、こんなに省いちゃって大丈夫なの?と思うことが多い。「ジェンガ感」とでもいうのかな。
もちろん、全く問題ないのでしょうけど。