タワーマンションの新構法でおなじみ?の三井住友建設が、高層階ほど住戸面積が大きくなるという"Sulatto V Tower"(スラット・ブイ・タワー)という新構法を発表した。高層階は低層階より20%ほど住戸面積が大きくなるそうだ。面白いねえ。この会社(2020/02/25)。
(三井住友建設)
”Sulutto V Tower”設定例
(三井住友建設)
低層階 55㎡
中層階 75㎡
高層階 95㎡
(三井住友建設)
特徴:スラットリングタワーの発展版か
これ、2019年2月に発表した"Sulatto Ring Tower"の発展版だろう。
地上120mクラスまでの計画が可能らしい。 同面積の住戸なら開口部が大幅に増加する
75㎡の住戸の場合、矩形住戸より開口部が約40%増加。 (サンプルでは8m→11m(37・5%増加)、行灯部屋なし ) (三井住友建設)
75㎡の中住戸で、開口部8m→11mというのは
矩形なら住戸の奥行きが9・4m→6・8m に縮まる計算。 75㎡で開口部 11mはかなりのワイドスパン。
同じ75㎡でもこれぐらい違う感じになるのか。
赤 矩形 間口8m/奥行き9.4m
灰 矩形 間口11m/奥行き6・8m
青 円柱(台形) 間口11m/奥行き9・4m(一応)
(中の人作成)
角住戸はないものの、全住戸に開口部拡大のメリット
(三井住友建設)
#63 マンションの中住戸をすべてワイドスパンにする新構法登場 三井住友建設 - dorattara! Season4
・高層階になるにつれて建物ボリュームを大きくする構造フレーム
一般的タワーマンションに比べ、高層階の住戸面積比率を20%ほど増加/低層階の建物ボリュームを絞ることで、建築基準法上の日影規制、斜線規制など有利に。
感想・まとめ
面白い!
面白いんだけど、窓拭きどうすんだろう。
オーバーハングですかね。
参考