どらったら!!

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#401 国産ハイブリッド連節バス1号車は横浜へ 2020年6月運行開始で計画

連節ハイブリッドバスの国産1号車「日野ブルーリボン ハイブリッド連節バス」の発表会が横浜市で行われた。2020年6月に運行開始予定。いすゞ自動車と共同開発した車両で、いすゞは「エルガデュオ」と呼んでいるタイプ。なんか、東京BRTに導入される車種と同一機能なので、いろいろと持っていかれた感が強い(2020/02/12)。

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日野自動車

「日野ブルーリボン ハイブリッド連節バス」概要

車種 日野ブルーリボン ハイブリッド連節バス KX525Z1

全長 17・99m

全幅 2・495m

乗車定員 113人

希望小売価格 8800万円(東京地区・代表車種)

※2020年度は4両導入

特徴(いすゞエルガデュオと一緒)

・前車室 フルフラット、後車室 広いノンステップエリア

・ハイブリッドシステム導入

・ドライバー異常時対応システム導入(路線バスでは世界初)

・プラットホーム正着制御(自動操舵、自動減速)

・協調型車間距離維持支援システム

  先行車の加減速情報を後続車に送信し、車間距離を高精度に制御

・衝突警報

・路車間、車車間通信

  赤信号注意喚起、赤信号減速支援、右折時注意喚起、信号待ち発信準備案内

  高度化PTPS、車群走行時の信号通過、バス停発車支援

・視覚支援カメラシステム

横浜市での運行計画

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横浜市交通局

・名称 BAYSIDE BLUE(ベイサイドブルー)

・ルート 横浜駅〜山下ふ頭

・運行開始 2020年6月

・中間停留所 下り方面 5箇所/上り方面 4箇所

・運行時間帯 10時〜19時(早朝時間帯の運行も検討)

・運転間隔 約20〜30分

・需要想定 平日31人/便、土休日72人/便 年間58万人

・営業黒字転換 6年目

参考:横浜駅〜東京駅の連節バス運行

横浜市民から「東京駅〜横浜駅間450円で運行を」という要望が出され、横浜市側はあっさり「無理」と却下していた(2019年)。

理由は3つ

①輸送力が鉄道に及ばず、多くの需要を見込めない

②全長18mの特殊車両のため運行ルートが限られ、現行法令・基準に照らすと東京〜横浜間の首都高速を通行できない。

 

感想・まとめ

あーあ、連節国産1号車は横浜市か。東京BRTとの一番大きな差は、交差点が多すぎることだろうか。幹線道路の交差は少なそうだが、定時性、速達性の面でやや落ちてしまうのではないかな。

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(グーグルアース)=上り線区間

 説明に多扉同時乗降の文字はないので、従来型の後ろ乗り+前降りみたいなタイプになるのだろうか。多客時は一般のバスと混ぜて運行ダイヤを組むようなので、料金も同一になるのかな。

 

あと「法令により連節バスは首都高を通行できない」。

ここ、試験に出るよ。

参考

連節バスを活用した「高度化バスシステム」について(横浜市)

www.hino.co.jp

www.city.yokohama.lg.jp