臨海地下鉄新線構想で動きがあったようだ。東京都の会議で国への要望事項として「優先6路線」に加えて「臨海地下鉄」についても、具体的な整備計画策定のための協力を求める内容を盛り込んだというもの(2019/7/11)
以前の報道は必ずしも「飛ばし」というわけではなかったようだ。
報道概要
臨海地域地下鉄構想ルート案
(中央区)
・東京都の重点施策に対する国の支援策を話し合う会議が開かれ 、都が国に「臨海地下鉄新設計画」について早期整備に向けた支援を要請した。
・要望項目として優先整備「6路線」に加え「都心部・臨海地域地下鉄構想」についても、具体的な整備計画策定のための協力依頼を盛り込んだ
今後
・地下鉄新線の事業主体、整備時期、費用負担などの枠組み作りに向けた協議を本格化
・東京都は築地市場跡地周辺に駅を作る見通しで、7月中に駅周辺の広場、歩行者空間などの整備案作りを外部に委託、今年度中にとりまとめる予定。
(参考)中央区試算
・3案 ・新銀座〜新国際展示場 約4・8キロ ・駅数 5〜6(6駅は晴海駅、勝どき駅を別に整備するパターン) ・輸送需要推計 1日10・2万人〜14・4万人(往復) ・総事業費 2410億円〜2580億円
#102 臨海地域地下鉄構想が東京都の優先整備路線に格上げへ 10〜20年での整備目指す 新聞報道 - dorattara! Season4
(参考)国交省審議会資料
・新銀座〜新国際展示場 約4・8キロ ・輸送需要 4・6〜4・7万人 ・総事業費 2600億円 ・費用便益比(B/C) 0・7 →5割増ししないとB/Cが1を超えないと考えると相当厳しい数字。
#102 臨海地域地下鉄構想が東京都の優先整備路線に格上げへ 10〜20年での整備目指す 新聞報道 - dorattara! Season4
感想・まとめ
「優先6路線」に追加されるという以前の報道に沿った内容。
これはこれで大歓迎。
東京2020大会や築地再開発に絡め、
今は目立てるだけ目立つべき時期。騒げ騒げ。
目安は事業着手から10年程度での開業。
築地市場の一体整備からはやや外れるエリア(範囲内だが別整備に近い)なので、築地エリアの全体竣工を待たずに開業する可能性がないわけではない。
あと、TX一体整備をしないとB/Cが1に達しないというのも大きな課題。
どうすんだろう。
参考