2024年8月8日、宮崎県沖の日向灘でマグニチュード7・1の地震について、気象庁は8月14日、「南海トラフ地震臨時情報」第6号を発表した。特段の変化はないとのこと(2024/08/15)。
第6号概要(14日15時30分発表)
・8月8日16時から14日12時までの南海トラフ地震想定震源域で発生した震度1以上の地震の観測回数(速報値)
8日16時〜24時 震度6弱 1/震度2 2/震度1 5
9日 0時〜24時 震度3 1/震度2 2/震度1 5
10日 0時〜24時 震度2 1/震度1 1
11日 0時〜24時 震度3 1/震度1 1
12日 0時〜24時 震度1 1
13日 0時〜24時 0回
14日 0時〜12時 0回
・歪み観測点では地震後に通常見られる変化以外は観測されていない
・紀伊半島と伊勢湾の深部低周波地震活動にともなうひずみを観測。繰り返し観測されてきた現象
・8日21時ごろから日向灘と九州地方南東沖で浅部超低周波地震を観測。繰り返し観測されてきた現象
・宮城県南部を中心に地震後の余効変動とみられる地殻変動を観測。余効変動はマグニチュード7以上の地震で観測されるが、通常の範囲内
8日の地震発生後、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていない
参考 Mw7・0以上の地震後にMw8クラス以上の地震が発生したケース
※モーメントマグニチュード7以上の地震発生後、7日以内にMw7・8以上の大規模地震が発生するのは数百回に1回程度。
参考 南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意) 8月8日
感想・まとめ
南海トラフ地震関連解説情報第6号でも特段の変化はないとのこと。
注意期間は15日まで続くとのこと。