どらったら!!

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#1944 国内初の時速60キロ走行認可 レベル4自動運転車、JR東日本

JR東日本気仙沼BRTの一部区間で実用化を目指すレベル4自動運転バスについて、搭載した自動運行装置が特定状況の範囲内で運転者に変わり運転操作を実施するものとして認可された。最高速度60キロ/時で走行する。次のステップはレベル4自動運転車としての運行許可となるそうだ(2024/03/22)。

東北運輸局

発表概要

◯認可区間

気仙沼線、一部加筆

 気仙沼線BRT柳津駅〜陸前余高山駅間(BRT専用道 片道約4キロ)

◯運転技術

 BRT専用道内に2m毎に敷設された時期マーカー(一部RFID付き)と車両の磁気センサーで自社位置を特定、正確な自動運転を実現

◯経緯

認可を受けた気仙沼BRT自動運転バス

 日野自動車 通称「ブルー・リボン」

 2022年12月 柳津駅陸前横山駅間びBRT専用道で自動運転バス1台の営業運転開始。レベル4認証取得に向けた車両改修とデーター取得のテスト走行完了

 今回 自動運転バスに搭載した自動運行装置(K−AITO)が道路運送車両法に基づき保安基準適合性が確認されたことから走行環境条件の付与を行い、自動運転車レベル4として認可した。

◯今後の予定

 気仙沼線BRT柳津駅陸前横山駅間の特定自動運行許可(レベル4自動運転車の運行許可)を実施する計画

レベル4に必要な「認可」+「許可」→自動運転サービス実用化

・車両について道路運送車両法に基づく認可が必要

 レベル4車両に搭載された自動運行装置が特定状況(走行環境条件)の範囲内で運転者に変わり運転操作を実施するものとして認可を受ける必要がある。走行環境条件の付与申請を国土交通省地方運輸局におこない、車両としての認可を受ける

・この車両を運行する場合は道路交通法に基づく特定自動運行の許可が必要

 レベル4車両を用いた自動運転移動サービスとしての運行は、道路交通法に基づき、運行自動車等はレベル4車両の認可に基づいた運行計画等を走路のある都道府県公安委員会に申請し、運行許可を受ける必要がある

レベル3自動運行装置保安基準

・安全を確保しつつ自動走行

・自動運行が困難な状況が生じた場合に運転者に運転引き継ぎの警報

運転引き継ぎの警報に対応するため運転者が必要

レベル4自動運行装置保安基準

・安全を確保しつつ自動走行

・自動運行が困難な状況が生じた場合に運転者に安全に停止

・運転引き継がず、自動運行装置が安全に停止するため運転者が不要

感想・まとめ

時速60キロはなかなか。磁気センサー方式でもいけるのね。

東京BRTには関わり合いのないこって。

参考リンク等

気仙沼線BRTにおける自動運転バスレベル4の認可について(JR東日本)

東北初!自動運転車レベル4の認可を行いました(東北運輸局)