2024年4月以降、東京都内で「日本版」ライドシェアが導入される見通し。東京ハイヤー・タクシー協会が導入を発表した。ライドシェアの詳細なルールが未確定で、詳しい運行形態などは未定。ルールに合わせた運行となるようだ。タクシー供給力の不足分を日本版ライドシェアで補う建付け。あまり期待はできないね(2024/01/18)。
「日本版ライドシェア」概要
・地域の自家用車・ドライバーを活用した運送サービス提供を可能とする制度導入
・2024年4月ライドシェアが条件付き解禁される
・一般のドライバーが自家用車を使って有償で乗客を運ぶ=ライドシェア
「日本版」の条件
タクシーが不足する地域、時期、時間帯限定
タクシー会社管理下
・東京ハイヤー・タクシー協会が解禁に合わせたライドシェア導入を発表
「日本版」ライドシェア
東京ハイヤー・タクシー協会導入のライドシェアに関する報道
・導入時期 2024年4月
・加盟各社に呼びかけて数百台確保目指す
・運行地域、運行時間帯は配車データなどに基づき今後決定
・運行車両は白ナンバーの自家用車
・通信型ドライブレコーダーと衝突被害軽減ブレーキ装着を必須とする
有力な運行時間帯
マッチン率が低い場所=タクシーが不足
▼タクシーが不足する平日朝の世田谷、金曜深夜帯の新宿、渋谷(読売)
▼東京23区など
・平日午前7−11時(朝日)
・金曜午後4−8時(朝日)
・土曜午前0−4時、午前10ー午後2時(朝日)
配車・料金
・アプリ経由限定(配車・支払い)
・乗車前に料金確定。タクシーと同水準
ドライバーについて
・ドライバーは普通免許取得1年以上経過した20〜70歳未満
・タクシー会社とパートなどの雇用契約締結
・2024年2月にもドライバー募集開始
その他の動き(タクシー事業の規制緩和)
・カーナビ・アプリ普及→タクシードライバーの地理試験廃止に向けたパブリックコメント実施中
・法定研修期間の要件撤廃(2023年度内)
感想・まとめ
時間、場所が限定される上、タクシーが足りない場合に限って認められるルールのようで、ライドシェアを選択して利用することに価格的な利点はなさそう。
この先の動きに注目だね。
参考リンク等
地域交通における「担い手」「移動の足」不足への対応・全都道府県での自動運転の展開に向けた取り組み=国土交通省 2023年12月