中央区の晴海選手村でトヨタ開発の自動運転車両e-Paletteの運行テストがスタートしているようだ。13台のe-Paletteが確認できた。十数台投入、という話だったのでこれで全てかもしれない(2021/05/24)。
現地の様子
所在地:中央区晴海五丁目の選手村中心部付近
13台を確認した。
参考:選手村でのe-Palette運行に導入されるシステム
e-Paletteが登場してしばらく経つが、2020年冬に配車システムのアップデートが行われている。
AMMS=必要な時に必要な場所に必要な台数を配車する。
e-TAP=運行管理センターのスタッフが少人数で複数台を監視可能にする。
いずれも東京オリンピックでの運用のために開発されたそうだ。
感想・まとめ
近所のお婆さんが「あれ何かねー、選手を運ぶやつかね?」と話していたので、運転手が乗らないで自動運転されることを教えると、「良かったねえ」と話していた。
よかったよかった。
・・・
知る限り初登場は2018年のCES。去年、東京大会が開かれていたら先進技術感があったんだろうけど、既に登場から3年半が経過してしまった。目新しさはやや薄れたかな。それでもプロトタイプのようなデザインの車両が運用されるのはワクワクする。
選手村内で運行可能なのは私有地扱いだからだろう。公道を走るには国土交通省による型式認定が必要なので大会期間限定の運用になると思われる。
公道を走行する自動車は、道路運送車両法に基づき「道路運送車両の保安基準」(昭和26年運輸省令第67号、以下「保安基準」)に適合しなければ運行の用に供してはならない。
大会後はおそらく静岡県裾野市のウーヴンシティへ行くことになるのではないか。
次の進化はe-Paletteを公道走行させるための「型式認定」になるのか、「型式認定」を含めた次世代車両になるのか、どちらだろう?