選手村にも十数台の導入が告知されているトヨタの自動運転専用電気自動車「e-Palette」がこのほど「進化」した。どのような「進化」だったのだろうか(2021/02/01)。
(トヨタ自動車)
e-Palette特徴
・大空間、大開口による開放的車内
・低速自動運転ではスムーズな加減速、カーブ走行を実現
・高い正着性で車椅子、ベビーカーの簡単な乗降可能
・歩行者自動検知とアイコンタクトで道を譲る設計
進化した部分 運行管理システム
進化したのは車両本体というよりは、運行管理システムだった。
・e-Paletteは事前計画をベースに運行される。停留所で待つ人が増えれば自動で追加車両を投入。待ち時間短縮や混雑緩和を図る。
・異常発生時は自動感知して車庫に回送し、代替車両を運行ルートに投入。
・一人で複数台を同時管理可能に(運行スタッフ支援)
Autonomous Mobility Management System(AMMS)
実戦投入は?
「具体的には2021年2月23日にスタートする静岡県裾野市の「Woven City」に導入。2020年代前半に複数地域で商品化を目指す」ということらしい(トヨタタイムズ)。
参考:e-Palette概要
東京オリンピック・パラリンピックの選手村などの導入予定のe-Palleteは東京モーターショーで公開されていて、本ブログでも一度取り上げた。
(中の人撮影)
主要諸元
全長 5255ミリ
全幅 2065ミリ
全高 2760ミリ
ホイールベース 4000ミリ
乗員 20人(オペレーター1人含む)
車椅子の場合4台+立ち乗り7人
航続距離 150キロ
最高速度 19キロ/時
#264 祝!「e-Pallete」はレベル4自動運転! 晴海選手村に十数台導入、2019年10月9日 - dorattara! Season4
感想・まとめ
2020年代前半に複数のエリアでの実戦投入ということで、交通機関としてはもちろん、数台協調運行して「移動商業施設」のような役割を担ってくるかもしれない。いろいろ楽しみ。
(参考)アパレルショップ仕様
(トヨタイムズ)
参考