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東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#1829 東京メトロ南北線分岐線計画の27の質問に回答 2023年6月下旬

2023年6月下旬に行われた東京メトロ南北線分岐線(品川〜白金高輪間)の都市計画案説明会でのやりとりが公表されたので、要点をまとめておく。全部で27の質問とその回答が記されている(2023/09/25)。

環境影響評価書のあらまし=東京都

主な質問項目と回答

中間駅として白金台駅高輪台駅を将来的に作る計画はあるか

ない。トンネルが非常に深いため中間駅を作っても既存駅と上下で離れ利便性が低い駅になること、事業費が高くなることから、将来的にもない

国道1号を通る最短ルートではなく白金台・高輪台駅付近を通る迂回ルートなのはなぜ

白金台駅付近の既存留置線を活用する場合国道1号下のルートは難しい。

留置線を使わずに外側のトンネルから分岐する場合、南北線を運行しながらの工事は非常に困難

なぜシールドトンネルは深くなるのか

目黒方面に向かう既設の南北線トンネルに与える影響を少なくするため、分岐線トンネルと極力早い段階で距離を取る必要があるので、急勾配でトンネルを下げる計画。

大江戸線と本計画のトンネルはどちらが深いか

環境影響評価書のあらまし=東京都

大江戸線六本木駅が最深で深さ42〜43m

本計画の最深部は深さ約60m

住民へのメリットは

品川〜六本木一丁目 約19分→約9分に短縮

工事期間

都市計画決定から約1年以内に工事着手

2030年代半ばの開業を目標として工事実施

環状4号線と地下鉄工事、どちらかを先行させるのか

環状4号線は2032年度の完成を目指す

南北線分岐線は2030年代半ばの開業を目指す

→環状4号線より早く完成することはないと考えている

将来的に京急線との乗り入れは

相互乗り入れの計画はない

都営三田線南北線と同様に品川方面に運行するのか

今後決定する

大深度法の適用は

未定。適用の可能性は検討する

白金高輪駅の改良工事は

利用者が増加しても現在の施設で対応可能なため、予定していない。

感想・まとめ

深さ60mか。

地下鉄路線の深さに驚かされるね。

有楽町線分岐線よりはあっさりした印象。

参考リンク等

いただいた質問と回答(2023/09/22)