港湾法に基づく東京港港湾計画の第9次改定計画・中間報告が公表されたので、内容を確認しておく。目標年次は2030年台半ば。身近なところでは、晴海五丁目や有明アリーナなど4箇所の小型船桟橋計画が盛り込まれている(2023/06/08)。
東京港第9次改定港湾計画
目標年次 令和10年代後半(2033年〜37年?)
・世界とつながるリーディングポート
・信頼を繋ぐレリジエンとポート
・未来へつなぐグリーンポート
・にぎわいをつなぐゲートウェイ
港湾施設規模と配置計画
1 外内貿コンテナ埠頭の拡充・・・省略
2 内貿ユニットロードふ頭・フェリーふ頭の機能拡充・・・省略
3 在来ふ頭等の機能確保
外貿材ライフ等・・・省略(15号地木材ふ頭:一部計画削除)
内貿在来ふ頭等・・・東京ビッグサイト東側の多目的ふ頭計画(−8・5m/230m)廃止ほか
専用ふ頭・・・豊洲のドルフィンを削除ほか
物資補給岸壁・・・省略
小型船溜り・・・省略
4 臨海部交通ネットワークの充実・・・環状3号線が計画道路として記載
5 大規模地震対策施設の拡充・・・省略
7 緑地の整備推進・・・省略
8 廃棄物最終処分場の確保・・・245ヘクタールを確保
9 クルーズ客船の受け入れ機能拡充
東京国際クルーズターミナルの2バース目(−11・5m/250m)
竹芝ふ頭、日の出ふ頭で島嶼地域への航路、湾内クルーズ船対応の貨客船ふ頭確保
10 海上交通ネットワーク拡充
4箇所(竹芝、晴海五丁目、有明親水海浜公園、海の森)の小型桟橋計画追加
※奥の水色部分、豊洲専用ふ頭計画の係留施設(ドルフィン)は廃止。
※水色部分の海浜計画は廃止
感想・まとめ
第9次改定港湾計画の中間報告が出された。
2030年台半ばまでの東京港の姿が見えてきた。
小型船桟橋が増える以外、あまり大きな変化はなさそうだ。
旧築地市場跡地の船着場については記載がなかった。
東京港の範囲外なのかもしれない。