都心部・臨海地域地下鉄構想を推進するための地元の集まり「都心・臨海地下鉄新線推進大会」が2022年11月8日、中央区の月島第二児童公園で屋外開催された。今回は5回目。臨海地下鉄新線のルートや駅位置が東京都から年内に公表されるという(2022/11/8)。
- 推進大会の様子
- 「近々大凡の新線ルート、位置発表」 吉田副区長
- 「年明けには新しい段階に行けるように」 丸川議員(参院議員)
- 「年内に東京都から発表がある」 石島議員(都議会)
- 参考 パネル展
- 感想・まとめ
- 参考
推進大会の様子
会場は屋外の大型テント。参加者は約250人ぐらいかな。
出席者は衆参国会議員、都議会議員、千葉県柏市長のほか、銀座、勝どき、豊海町、晴海地区の町会代表、地主の団体である晴海をよくする会、中央区長や正副議長、中央区議団など。
天候には恵まれたものの吹きっさらしの中で11月の夜間に開催というのはなかなか挑戦的。寒かったという人も結構多かった。
「近々大凡の新線ルート、位置発表」 吉田副区長
・今回は進捗について話すことはしない
・臨海地下鉄新線は東京都にいろいろある新線の計画レベルで第1位のところに来た
・新型コロナで鉄道事業者はダメージを受けていて、新線に手をかけようという力が薄れている。
・近々おおよその新線のルート、位置が発表される。
「年明けには新しい段階に行けるように」 丸川議員(参院議員)
・年明けには新しい段階に。誰が負担するのかが議論できるように
・ルートや駅位置が出てくると思う
「年内に東京都から発表がある」 石島議員(都議会)
・築地市場跡地の駅位置など事業者募集の中で示す予定
・年内に東京から発表がある。
参考 中央区ルート試案(2020年)
参考 パネル展
晴海〜羽田空港 35分→20分
晴海〜つくば 75分→60分
上図②の段階にもうすぐ入りそうな段階ということらしい。
でも②→③が一番大変な気がするなあ。
感想・まとめ
分量としてはあまりなかった。今回も来賓に江東区議会議員の姿はなかった。
大きく変わることはなさそうだが、中央区が試案として出したルートと、東京都が今後示す駅位置やルートは、事業化を見据えたものかどうかという点で、意味合いがかなり異なる。
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運行主体は事実上つくばエクスプレスしかないと思うが、吉田副区長も話していた通り、今は鉄道事業者に力がない。新築地駅(仮)の場所は、22年度中の築地市場跡地再開発事業の募集資料で示されるだろうし、そうするとおのずと新線ルート全体や駅位置なども固まってくるのだろう。
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そうそう、使い回しの古いチラシがようやく一新された。
内容はパネル展の展示にほぼ含まれるし、いずれ中央区のホームページに公開されるだろう。
終わってから空を見上げたら月食が進んでいた。これはよかったなあ。