東京BRTのプレ運行2次について「東京2020大会後」とされていた運行開始時期がなぜか不透明になっているそうだ。一刻も早い運行開始を強く望む(2021/10/20)。
※見出しは新橋〜有明間とかいたが、実際には虎ノ門〜東京テレポートまでの全線で運行開始時期が不透明となっているようだ。
プレ運行2次概要
運行ルート
参考:中央区・高橋区議(2021/10/22追記)
中央区の高橋区議会議員が東京都都市整備局から(間接的に)話を聞いたそうだ。
都市整備局の説明をまとめると
・バス停留所の位置について
地権者、関係部局との調整が長期化。調整完了次第、プレ2次運行開始予定
・予定された運行コースの変更はない
・運行中止の心配はない
・港湾局が予定していた駐車スペースの提供について、都市整備局ともめているらしい。
※これって、都市整備局が「妨害」してるってことかな?よく分からん。
参考:のらえもん氏(2021/10/23)
マンションコミュニティ総研ののらえもん氏が東京都都市整備局と港湾局に取材した結果をプログにアップした。
都市整備局の話
・東京2020大会延期によるスケジュール遅延。工事に関係する部局との調整に時間がかかっている
・プレ運行2次は遅れているが運行する。晴海フラッグまちびらきの本格運行は守る
・減便にはしないし、基本計画の運行間隔通り
港湾局(地主、民間に所有地を売却する部局)の話
・東京2020大会が1年遅れ、計画に遅れが生じた
・既存のバスターミナル西側に本設バスターミナルと車両基地を作る予定だが遅れている。数年遅れ。
・東京BRT(株)側から既存バスターミナル東側をもう少し使わせて欲しいとの要望あり
参考:BRT新停留所の可能性
東京BRT・プレ運行2次で設定される豊洲駅〜メブクス豊洲(豊洲6)の区間で、新豊洲駅付近に新停留所設置の可能性が浮上しているらしい。実現すれば東京BRTによる恩恵を受ける人が相当増えることになる。
感想・まとめ
東京BRTは都心方向へのアクセスが弱い晴海、有明地区にとって極めて重要な公共交通機関。東京2020大会が終了した今、約束通り、プレ運行2次は一刻も早い開始が望まれる。
なんといっても、最大の責任は東京都にある。
これ以上の遅れは許されない。
のらえもん氏の取材結果を受けて追記(2021/10/23)
のらえもん氏の取材により判明した「本設ターミナル兼車両基地が数年遅れになる」ということは、運行に使える車両数が限定される可能性が高いことを意味する。プレ運行2次を計画通り運行するとなると、現在の9両では到底足りず、2倍以上の車両が必要になるだろう。
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計画通りの密度の運行には車両の調達と車両基地をどうするのかが極めて大きな課題になってくる。結構なスペースが必要。