前回の続き。中央区築地まちづくりの考え方案で、広域交通結節点としてのイメージが示されているが、その中でヘリポート設置が示されているのに驚いた。定期航路にするにはうるさすぎるでしょ(2021/09/18)。
- 「多様な交通アクセスのイメージ」
- 各交通機関の連携イメージにヘリポート明示
- 参考;ヘリコプターの離着陸にかかる制限について
- 参考:東京朝日ヘリポート(朝日新聞本社)
- 参考:航空法による制限表面の概要
- 参考:ヘリポートから約900m地点での音(爆音注意)
- 感想・まとめ
- 参考
「多様な交通アクセスのイメージ」
・築地の立地特性から、陸路、水路、空路を解した多様な交通アクセスが可能で、東京を支える広域的な交通結節点になるよう、交通基盤の整備をすることが重要と指摘。
・交通機関としては地下鉄駅2、交通ターミナル(広域・地区内)、船着場2、ヘリポートが示されている。
各交通機関の連携イメージにヘリポート明示
・この図はよくわからない。都市高速と地下鉄の一体整備の話から、この2つはつながるが、その上に交通広場を設けたり、ヘリポートを設けたりとどういう具体像を考えているのかわからない。あるいはヘリポートは東京朝日(後述)のこと?
参考;ヘリコプターの離着陸にかかる制限について
ヘリコプターの運航制限と低空域における運航実態について (一社)全日本航空事業連合会
参考:東京朝日ヘリポート(朝日新聞本社)
築地市場至近の東京朝日ヘリポートの位置と制限表面。思いっきり築地市場跡地にかかっているので、築地跡地のヘリポート整備には東京朝日ヘリポートの変更(廃止含む)が必須になりそう。
参考:航空法による制限表面の概要
参考:ヘリポートから約900m地点での音(爆音注意)
中の人が2021/09/21に撮影した防災ヘリ。晴海埠頭の臨港消防署屋上でホバリングしていたようだ。ジェットヘリだと思うが、かなりうるさい。
感想・まとめ
空路だ、ヘリポートだ!といっても、業として運航しようとすると、最大の課題は「騒音」になる。この爆音が1日数回あるだけで、相当生活環境は悪化すると思う。
この他、朝日新聞本社の高さは71mだそうだ。
半径200mの水平表面は高さ116m、
ヘリポートから1キロにある進入表面入口の高さは196mの計算になる。
超高層の屋上にヘリポート作ったとして経年劣化が怖くて頻回利用はできないだろう。
・・・
結局、空の玄関口にはならないと思うので、ヘリポートは不要では?ヘリにバンバン飛ばれても勝どき住民は困るでしょう。どうせ自分では使わないし。
参考
(7頁から14頁)中央区築地まちづくりの考え方(案)について