燃料電池自動車等について、道路運送車両法と高圧ガス保安法の2つの法令による規制を合理化する議論が経済産業省で進められている。2050年のカーボンニュートラル実現に向けた動きの一つ。2021年6月28日に中間報告の概要が公表された。燃料電池自動車等を高圧ガス保安法の適用除外として、道路運送車両法に一本化する方向(2021/06/28)。
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現在の燃料電池自動車等についての規制
駆動用燃料システムについての規制は二法令による
・高圧ガス保安法(経済産業省) 高圧水素容器+付属品+接続配管
容器と付属品の数店に適用
30の構造装置に適用
見直し対象 圧縮水素などの普通、小型、軽自動車
※液化石油ガス(LNG)は容器の車両からの取り外しやガス抜きなどが必要。道路運送車両法による代替措置が困難で、今回の検討対象外。
検討内容、スケジュール
・車載容器などについて、高圧ガス保安法の適用除外として、道路運送車両法で安全を担保する方向で検討を実施。
・2021年9月にかけて、さまざまな論点について検討を実施。最終取りまとめは年内予定
主な課題・論点
・道路運送車両法で容器製造から新規検査前までの容器の取扱いでの安全性担保の方法
・圧縮水素を大量の消費・給電する場合に高圧ガス保安法の特定高圧ガス消費の規制ルール
・燃料電池自動車等にかかる定期検査は、道路運送車両法の車検と高圧ガス保安法の容器再検査があって複雑
・燃料充填時の証票確認で現行規定の代替案を再設計する必要がある
感想・まとめ
議論の中身は少し専門的だし、あまり面白くない。
ユーザーにはあまり関係なく進むだろう。
こんな議論をしているのね。
というメモですな。
・・・
充填時の車載容器って充填可能期間が15年となっていることを初めて知った。