国立天文台によると、2021年5月26日夕方から宵にかけて、日本全国で皆既月食が観測できる。月食は満月に前後しておきるが、今回は2021年でもっとも地球に接近した満月(スーパームーン)での皆既月食となる。ことし最遠の満月より14%大きく、30%も明るいそうだ。ただ、皆既食は20分足らずで終わってしまう珍しいギリギリ皆既月食になる(2021/05/02)。
※月の明るさや大きさについて更新(2021/05/25)
概要
5月26日の皆既月食は部分食が始まるのと前後して部分月食がスタートする。月が欠けるにつれて月の高度が上がってくる。
皆既月食の見える方向・食分
今回の皆既月食は最大食分1・015、皆既食継続時間約20分とギリギリ皆既月食なので、あっというまに終わってしまう。皆既月食らしくないまま終わるかも。概ね南東方向、高さは15度ぐらいあるので、晴れていれば大抵のところで見られるだろう。
参考:スーパームーンはこんなに大きい!
2021年
最も近い満月 357000キロ(5月26日)
最も遠い満月 406000キロ(12月19日)
・最も遠い満月より視直径が14%大きく、30%明るく見える
感想・まとめ
次の皆既月食は2022年5月16日で日本ではみられない。最大食分1・419、皆既食継続時間は1時間半近い。その次2022年11月8日夕方からの皆既月食は日本全域で見られる。最大食分は1・364。皆既食継続時間は1時間半近い。
スーパームーン皆既月食、次回は12年後の2033年。そういう意味では珍しいみたい。