中央清掃工場の晴海5丁目から晴海2丁目都有地への移転話に決着をつけておく。東京23区の廃棄物焼却などを担う東京二十三区清掃一部事務組合が、今後15年間の清掃工場の更新・延命計画などを含む長期計画を2021年2月に策定した。移転話は当然ながら存在しない(2021/03/18)。
(東京二十三区清掃一部事務組合)
※追記 中央清掃工場の延命化スケジュール(2023/09/26)
基本計画
2006年に2020年度までを計画期間とする経営計画策定。満了を迎えることから、計画の改定を実施した。
計画期間 2021年度〜2035年度(15年間)
※計画期間に捉われず必要に応じ見直す
内容 一般廃棄物処理基本計画/財政計画/人材育成計画
実施計画
計画期間 2021年度〜2025年度(5年間)
内容 各種事業
背景
人口
23区人口の推移
2030年まで増加(約980万人)。その後減少に転じる
ごみ量
(東京二十三区清掃一部事務組合)
2014年度以降は横ばい
予測量は2027年度以降減少傾向で推移
最終処分量 減少傾向
新型コロナの影響による社会的変化に対応するため適宜見直す。
施設整備計画
1995年度〜2003年度竣工の11工場がまもなく25年〜30年の耐用年数を迎える。
(東京二十三区清掃一部事務組合)
当面の建替、延命化等のスケジュール(実施計画)
・2020年度 港清掃工場(延命化)
・2020年9月 江戸川清掃工場(建替開始)
・2020年度末 光が丘清掃工場(竣工)
・2022年度 北清掃工場(建替開始)
・2022年度末 目黒清掃工場(竣工)
・2023年度 千歳清掃工場(延命化)
・2025年度 新江東清掃工場(延命化)
・2026年度 世田谷清掃工場(建替開始)
・2029年度〜31年度 中央清掃工場(延命化)=追記
進む長寿命化
(東京二十三区清掃一部事務組合)
有明清掃工場
建替 2035年度以降(2034年度まで掲載の表に建て替えの表記なし)
中央清掃工場
延命化工事 2029年度〜2031年度
建替 2035年度以降(表に立て替えの表記なし)
感想・まとめ
以前エントリを立てた長期計画案はそのまま計画になった。
晴海の中央清掃工場移設はガセ確定ということで、この話はおしまい。