高さ390mの超高層ビル建設を含む「常盤橋プロジェクト」の都市計画(都市再生特別地区)が一部変更される。首都高速地下化など一帯の地下ネットワークの整備の方向性が固まったことを受けて、具体的には容積率の最高限度が1860%(+100%)となる。これに伴い、390mのB棟のフロア数が地上61階建から地上63階建になるようだ(2020/06/10)。
計画概要
(中の人作成)
敷地面積 31400㎡
計画容積率 1860%(変更前 1760%)
総延べ面積 735000㎡(変更前686000㎡)
※100%の割増は「都市再生への貢献」によるもの。
・国際級ホテル整備+大規模ホール整備+ツーリスト利便施設整備
B棟変更概要
主要用途 事務所、ホテル、ホール、店舗、駐車場等
(変更前)事務所、店舗、駐車場等
延べ面積 約545000㎡(変更前 約490000㎡)
階数/最高高さ
変更後 地上63階・地下4階/約390m
変更前 地上61階・地下5階/約390m
着工 2023年度(予定)
竣工 2027年度(予定)
利用イメージ
(中の人作成)
参考:B棟低層部イメージ
(東京都)=B棟は変更の可能性あり
参考:基礎杭(環境影響評価書より)と臨海地下鉄新線
(中の人撮影)
地下の基礎部分の工事にあたっては地下35メートル超まで掘り下げます。既存建築物の基礎まで含めて除去するということでしょうか。そこから地下55メートル超まで基礎杭を打つようです。
※B棟の基礎杭は地下55mに達する。臨海地下鉄新線を八重洲口側に通すとしたら大深度地下でもここを通すのはしんどい。C棟(地下変電所)の直下は空いていてここなら可能かな(ここを通すという話ではありません)。
国際級ホテル
国内最高の高さのホテルに入る国際ブランドというと・・・
何が入るかは楽しみの一つ。
感想・まとめ
着工前とはいえ、この段階での増床は驚いた。
都市再生への貢献を組み込んで容積率を100%上乗せ。
地下を5フロアから4フロアに減らして地上部分を61階から63階にする内容。全体では1フロアプラスで55000㎡増床。中程度のタワーマンション1棟分。
容積率は100%しか増えてないのにね。
容積率の国内最高って何%なんだろう。
容積率2000%というのを見つけたので、1860%は国内最高ではないようだが。
参考:実は計画地の一部は中央区
(中の人作成)
敷地のうち3%ぐらいが中央区にかかってるみたい。
これは驚いた。
参考