新型コロナウイルス流行拡大の影響で、県境をまたいだ移動の自粛が要請された結果、大型連休期間中の新宿の統合バスターミナル「バスタ新宿」の利用者が、2019年に比べて最大98%のマイナスとなった(2020/05/09)。
(東京国道事務所)
利用状況(各週平均値)
(東京国道事務所)
利用者数は5月第1週、98%減(前年比)
2020年1月は前年比プラスを維持してたが、1月30日の新型コロナ対本部の設置以降急落が始まった。
2月第1週前年比マイナス4%(27290人/日)
3月第1週マイナス44%(16472人/日)
4月第1週マイナス84%(4225人/日)
5月第1週マイナス98%(590人/日)
バス便数は5月第1週、85%減(前年比)
2020年2月までは前年比でプラスが多かったが3月に入って減便が始まり、4月7日の緊急事態宣言後、ほとんどのバス便が運休となった。
2月第1週前年比同じ(1492便/日)
3月第1週前年比マイナス7%(1393便/日)
4月第1週マイナス13%(1302便/日)
5月第1週マイナス85%(226便/日)
大型連休に絞ってみる(4/29〜5/6)
利用者数
(東京国道事務所)
利用者数前年比(4/49〜5/6)
最小 前年比マイナス98.6%(5/4)
最大 前年比マイナス97・5%(4/30)
平均 前年比マイナス98%
感想・まとめ
移動自粛の要請だけでここまで持っていけるのは驚く。ここまで動きを止めてしまえば、新型コロナ感染もそうは広がらないだろう。
新規感染者が顕在化するのは感染から10日〜2週間後か。
新規感染者がある程度減少したのは2週間前の4月下旬の成果。大型連休開けは緩んだ印象だが、あと2週間程度は強烈な自粛の効果が続く。この間にどこまで減らせたか、というのが大きな第2波がくるのか、コントロールできる状態にもっていけるのかの分かれ目となりそう。
減らせるか、ではなく減らせたか。もう結果は出ている。