どらったら!!

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#359 優先整備6路線では多摩都市モノレール延伸が一番乗りか 2020年度設計着手、報道より

 東京都が優先整備6路線に位置付けていた、多摩都市モノレールの整備区間のうち、上北台〜JR箱根ヶ崎駅の先行整備方針が固まり、2020年度に基本設計に着手する。NHK、日本経済新聞などが報じた(2020/01/23)。

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(グーグルアース)

東京都の新線整備基金を使う第1号になるのかな。

報道概要

・東京都が多摩都市モノレール(上北台〜JR箱根ヶ崎)の区間で先行整備方針固めた

・2020年度予算案に1億円を計上して基本設計に着手

・沿線自治体との協議を進め、国の事業認可を目指す

・東京都は鉄道事業者など関係者との協議を進め、調整できた路線から順次、事業に着手する方針

※「東京都が今後整備を目指す鉄道網」として、「都心部・臨海地域地下鉄構想」も一応含まれるととれる表現。

多摩都市モノレールの延伸」概要=交通政策審議会答申より

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国土交通省)=赤線(今回)は加筆

区間延長 7・2キロ

総事業費 800億円

輸送密度 1日あたり12400人〜12300人

ピーク時最大断面輸送量 1時間当たり5300人〜5200人

費用便益比(B/C) 1・0〜1・1

累積資金収支黒字転換年 1年

交通政策審議会答申資料より) 

整備の意義(上北台〜箱根ヶ崎

多摩地域の主要地区館のアクセス向上

課題(上北台〜箱根ヶ崎

・導入空間となりうる道路整備が進んでおり、事業化に向けて関係地方公共団体鉄道事業者等において具体的な調整を進めるべき

モノレール導入空間確保

2005年3月11日 導入空間となる新青梅街道の幅員を18m→30mに拡幅する都市計画変更。6・7キロを5つの工区に分割して整備。

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武蔵村山市

 

参考:第33期事業報告書(2018年4月1日〜2019年3月31日)

1日平均乗客数 144139人(前期比+1・2%)

営業収益 88億1700万円(前期比+1・3%)

営業キロ 16キロ

株主 東京都 79・9%

資本金 1億円

 

参考:東京都鉄道新線建設等準備基金

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(東京都)

 多摩都市モノレールの延伸区間は、東京都の基金が想定する優先整備6路線の1つ。準備基金は2018年度に東京メトロの配当、累計620億円を積み立て、2019年度には71億円を積み立てている(予算案)。

感想・まとめ

設計段階入りは多摩都市モノレールが一番乗り。

2020年度予算案で1億円の基金取崩が明示されている。

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東京都の新線整備基金が691億円、事業費が800億円とすると、今後、半分ぐらいはここに突っ込まれてしまうかも。残りの優先整備対象は5路線。

・・・

今のところ第1グループ6路線に続くのは、都心部・品川地下鉄構想だろう。品川駅・田町周辺まちづくりガイドライン改定素案に明記されているし、掲載は確実。

dorattara.hatenablog.com 

あまり動きのない臨海地域地下鉄構想は3番手か。

ふわふわした「築地まちづくり方針(東京都、2019年9月)」にかろうじて掲載されている程度ではまだまだ苦しい。

参考

www.city.musashimurayama.lg.jp