新しい技術や官民のデータを活用して、都市や地域の課題を解決する国土交通省の「スマートシティモデル事業」について、全国の牽引役となる先進的な15のプロジェクトが選定され、その一つに豊洲地区のものが選定された(2019/6/1)。
(国土交通省)
だから何?ていう感じだが・・・
概要
先行モデルプロジェクト
スマートシティ実証調査予算(新規:2019年度当初、1億1200万円)を使って、具体的な新しい取り組みへの着手となる事業の成果やボトルネックの分析を実施、広く共有して全体の取り組みを牽引するプロジェクトを支援する。
(国土交通省)
どうやら予算がつくってことらしい。
今回選定された「豊洲スマートシティ連絡会」の取り組み
(国土交通省)
提案内容
(国土交通省)
地域の課題、方向性
交通課題の顕在化(人口急増、インバウンド増加)
東京2020大会を見据えたインバウンド対応強化、防災対策、地域活性化が課題
交通、生活・健康、防災・安全、環境、観光の5分野の横断的実証・実用化
交通渋滞解消などの快適性向上、地域ブランディングを通じ国際競争力強化
新技術、データを活用した都市、地域の課題解決の取り組み
①ストレスフリーな交通・モビリティ
交通データ基盤活用&オンデマンド型ラストワンマイル交通の実証
スマートターミナルの整備
屋内外シームレスな多言語ナビ
②キャッシュレス化の推進
キャッシュレス決済サービス導入
購買データ活用によるプロモーションの最適化
③AI防災エリアの展開
住民からの情報や画像データをSNSで収集する防災情報発信サービス構築
SNSで収集したデータをAIで解析し、状況把握や危機分析を行うAI防災訓練を住民参加型で実施
④スマートエネルギーシステムの構築
省略
⑤データ活用によるブランディング
にぎわい施設との連携
豊洲アプリ(仮称)などによる情報発信、観光客へのホスピタリティ向上
注: これのこと?
⑥データプラットフォーム
省略
感想・まとめ
調査予算が使えるということらしいが、予算全体で1億円ちょっと。
15の先行モデルプロジェクトのほかにも、23の重点事業化促進プロジェクトがあって、各プロジェクトに均等割すると300万円弱という規模感。
選定されて予算がつくことより、各プロジェクトが実際に「生み出す成果」の方に注目すべきだろうなあ。
参考