dorattara! Season4

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。

#135 国土交通省による東京8号線と品川地下鉄構想の「事業性調査結果」はどうなったか 2019年3月

 首都圏の鉄道ネットワークに関する国交省交通政策審議会答申が出てから3年が経過するのを前に、答申に盛り込まれた「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークプロジェクト」8路線のうち2路線(東京8号線延伸/都心部・品川地下鉄構想)について、「東京圏における国際競争力強化に資する鉄道ネットワークに関する検討会」による調査結果がまとめられ、このほど公表された(2019/05/08)。

 

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国土交通省

 

東京圏における国際競争力強化に資する鉄道ネットワークに関する検討会の概要

対象路線の収支採算性等の事業性に関する検討をより深度化。

関係者の議論に資するデータを整理する目的。

詳細な条件設定を行うための技術的な検討を行う場。

自治体・鉄道事業者等の実務者から成るWG設置(4回程度開催)

 

ワーキンググループメンバー

 国、江東区、港区、東京地下鉄東京都交通局、鉄道・運輸機構

 

 

事業性検討

①東京8号線延伸

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(検討会資料)

 

検討結果

・事業費1560億円
・1日の輸送人員 27〜31万人
・B/Cは2・6〜3、事業性あり。
ただし
・メトロの減収分を含めると収支採算性は発散
豊洲東陽町は現状以上に混雑する

 

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(検討会資料)

 

整備のメリット

豊洲地区、臨海副都心地域へのアクセス改善

東西線の混雑緩和

・訪日外国人の周遊に寄与

・都心〜千葉方面のリダンダンシー向上

 など

 

都心部・品川地下鉄構想

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国土交通省

 

 

検討結果

・事業費800億円
・1日輸送人員 13・4〜13・3万人
・B/C 2・6〜3・1 事業性あり
・メトロの既存線区間を含めた収支採算性でも40年以内に累積資金収支黒字化。 

 

整備のメリット

・特定区域の業務集積ポテンシャル向上

・銀座線列車内、新橋駅構内の乗り換え混雑緩和

・都心業務地区と品川駅へのリダンダンシー確保

など

 

(参考)都心部・臨海地域地下鉄構想について

 「都心部・臨海地域地下鉄構想」ならびに「常磐新線との一体整備」は、事業性の検討対象にならなかった。直近の評価としては「具体的な検討は行われていない」ということになっている。

 

名称未設定

国土交通省

 

感想・まとめ

 

「メトロ減収分を含めると収支採算性は発散」・・・メトロを引っ張りこまなければならない東京8号線事業にとっては、厳しい内容という気がする。品川はよくわからない。あまり興味もない。

 

1番の注目はこれだった。

 

次の検討会(があれば)、「臨海地域地下鉄構想」も入ってくるかな。

 

参考

www.mlit.go.jp