江東区臨海部コミュニティサイクル実証実験の2019年度の整備計画が公表された。ポート23箇所を増設し自転車220台を増車する(2019/03/13)。
(国土交通省)
概要
2019年度計画概要
ポート未設置エリアへの展開を図る(江東区北部の既成市街地でポートを整備できていないエリアが存在)。
ポート密度や利用状況に応じてポートを拡充
ポート、ラックの増加に応じて自転車を配車する。
2018年度事業実績
・新設ポート(参考)
(江東区)
・2019年度末見込み
新設ポート 36(総数109)
自転車 267台(総数1207台)
江東区内年度別ポート整備数=実績値
2016年度 23
2017年度 19
2018年度 25
※2019年度 23箇所(予定)220台増車(予定)
・各月末時点の利用者数と利用回数(累計)
(江東区)
累計利用者 12万8804人
累計利用回数 384万5223回
・各月利用回数内訳と回転率
(江東区)
2016年ごろから急激に全体の利用回数が伸びている。
「回転率」は1台のシェアサイクルが1日に利用された回数。
スタート直後は0・8回/台・日だったが、8倍近い6・02回/台・日。
今や、見かけない日はなくなったといっていいぐらい。
感想・まとめ
まず、月額会員がとても多いことに驚いた。通勤・通学利用が意外に多いのだろう。
江東区北部の既成市街地で整備が遅れていて、このエリアを重点的に新規整備する方向か。2019年2月からは人工知能を使った自転車再配置の最適化を進めているといい、今後、江東区臨海部ではポートの新設ではなく拡充を中心に行われそう。
採算性などの根本的な課題はあるけれども、普及という点だけ見れば順調といって良さそう。名称からそろそろ「臨海部」をとってもいいかもね。