JR東日本が 「羽田空港アクセス線」の建設に向け、近く環境影響評価(アセスメント)に着手する方針で、2029年ごろの完成を見込むそうだ。今春にアセス作業を始めるという。事業費は3000億円以上(2019/2/10)。
(JR東日本)
ついに動き出したか。
記事概要
JR東日本が「羽田空港ー東京都新ターミナル駅」を結ぶ「羽田空港アクセス線」の建設に向け、この春、環境影響評価の作業に着手する。
アセス 3年/建設 7年
→2029年ごろの完成を見込む
・空港と都心の移動時間短縮で利便性向上に大きな効果が期待
・東京への一極集中をさらに加速させる可能性
・事業費 3000億円以上
・国と東京都に支援要請。国は支援方向
・空港でのボーリング調査は実施済み
・地下トンネルなどでの難工事が予想される
環境アセスメント(東京都)
(東京都)
事業者(JR東日本)を中心にみると、
東京都の手続きとしては、
「環境配慮書」の提出で始まる「計画段階環境影響評価手続き」
「調査計画書」の提出で始まる「事業段階環境影響評価手続き」
「環境影響評価書案」
「評価書案にかかる見解書」(評価書案から約70日)
「環境影響評価書」(見解書から約70日)
「着工届」
「事後調査報告書(工事施工中)」
「完了届」
「事後調査報告書(工事完了後)」
という流れになるようだ。
羽田空港アクセス線構想(JR東日本経営ビジョン「変革2027」より)
JR東日本 羽田アクセス線“10年後開業”目標に(TOKYO MX) - Yahoo!ニュース https://t.co/pGxOL3uJgy @YahooNewsTopics
— どらったら! (@Chuoinfom) July 3, 2018
感想・まとめ
正式に行政手続きに着手する意思表示をしたということ。 これは大きい。
2029年ごろ完成(開業、とはしていない)を目指すとある。
去年のMXTV放映の段階では「10年後までにやりますとはなかなかいえない」、と話していたが、どうやら「10年後までにやります」ということになったようだ。
MXTVでは2027年といっていたように記憶しているので、2年ほど後ろにずれる見通しが示されたと言うことになるかな。こちらは東京都は関係なさそうなので、どんどん進むことになりそう。
やや意外だったのが、JRの羽田空港乗り入れで影響が大きいのは京急ということ。東京モノレールは影響が少ないということらしい。
豊洲や有明の空港アクセスは現状でもかなり良いので、そういう面では東京臨海部の改善は空港側というよりも、房総半島方面へのアクセスということになるのかな。
参考