台風進路予報は年々精度が向上していると思っているが、どの程度向上したのか調べてみた(2019/02/03)。
(気象庁)
制度の向上はゆっくりと確実に進んでいて
それてくれー、と願っても近年はなかなかそうはならないようだ。
台風進路予報の精度向上
予報開始当初との現在の予報精度の差を東京駅を起点に図示してみた。
外側が予報開始当初、内側が現在。
24時間後の予報(予報円開始 1982年)
(中の人作成)
1982年 平均誤差210キロ =予報円の表示開始年
2018年 平均誤差66キロ
1982年の24時間後の平均誤差は東京駅を中心にすると浜松〜新潟〜郡山程度の広さがあったが、現在は秩父〜土浦〜鴨川程度に収まる。
以前なら大きくそれた時は晴れたかもしれなかったのに、今では暴風雨は確実、というぐらい精度が向上している感じか。
48時間後の予報(予報開始 1989年)
(中の人作成)
1989年 平均誤差372キロ =48時間予報開始年
2018年 平均誤差112キロ
→ざっと2005年前後の24時間後の予報の精度に匹敵
72時間後の予報(予報開始1997年)
(中の人作成)
1997年 平均誤差380キロ =72時間予報開始年
2018年 平均誤差179キロ
→1990年前後の24時間後の予報、2014年前後の48時間後の予報の精度に匹敵
120時間後の予報(予報開始2010年)
(中の人作成)
2010年 平均誤差528キロ =120時間予報開始年
2018年 平均誤差409キロ
→2000年前後の72時間後の予報精度に匹敵
予想精度の向上の推移がこれ。
(気象庁)
感想・まとめ
着実に精度を上げているのはすごい。
5日間予報はまだ10年経過してなかったのか。
そういえば、予報円の前は、こんなイメージだった。
(気象庁)
予報の精度、どこまであがるのかね。
参考